Kitty the Kool !

     カブキでたのしくおどってね!!

イマジニア株式会社


 

 ”キティ・ザ・クール!”はステージごとに決められた4つのボタンをタイミング良く押して、ミュージックテンポを自由自在に操り、キティちゃん達が踊りやすいように、歌舞伎の舞台を進行させるゲームです。

 ボタンを押すタイミングが悪いと、ミュージックテンポがおかしくなり、キティちゃん達がうまく踊れなくなってしまいます。

 タイミング良くボタンを押して、最高の舞台を目指しましょう。

 

<マニュアルより>

 

・連邦の白い悪魔…じゃなくってサンリオの白ネコことキティちゃん(狂信者に怒られると怖いので”ちゃん”付き)が立派な歌舞伎役者を目指すゲームで、他のサンリオキャラも総出演のスゴいゲームです。う〜ん、分類的にはリズムゲーム(ウンジャマとかパラッパとかの親戚)になるんでしょうねぇ。大昔ならともかくジャンルがすっかり確立されてしまった今ではあまり珍しいモノではありません、ある1点を除いては…

何でカブキなんですか?

(大宇宙の意志です)

別に歌舞伎が流行した記憶もないですし、製作者の意図が全然理解できません。って言うか、”Kool”って何よ? ”Cool”の誤植じゃないんですか?

・ゲーム内容はスゴく簡単、ただタイミングバーの動きに合わせてボタンを押すだけです。4回の入力ごとに判定(極、松、竹、梅)があり、最低評価の”梅”を連発するとライフゲージ(座布団)が無くなってゲームオーバー、逆に”松”やら”極”やらを連発すると次のステージをライフの増えた状態から始められたりもします。1ステージで使う4つのボタンは別にどれを叩いてもOK、どんな組み合わせでも同じボタンを複数回使っても判定は通ります。つまり、1ボタンしか使わなくてもクリア可能、って事ですね。う〜ん、コレならまだ”ゲーム”のなんたるかをよく理解できてないお子様にもオススメできる一品ですな。ただし、使用したボタンの種類が増えるごとに入力タイミングの判定が少しずつ甘くなるので、普通は4つ全部を順番に押します。まぁ、それでも絶望的な難度だったりするんですけど…

・このゲームがバカ難しい理由は何ですか?

答え :リズムゲームのくせに、いきなり曲がズレるから

ステージ途中でいきなり、何の予兆も無く、曲のテンポが勝手に狂うので音に頼ってはプレイできません、ただただ全ての眼力をタイミングバー(画面中央下の5cmくらいのヤツ)に集中してないとダメなんですよ最低ですね…。そして、このゲームが無駄に難しい理由がもう1つ…、1度入力に失敗するとそれに連動して、ジャストタイミングよりも早いと曲調が早く、逆に遅いと曲調が遅く、スゴい勢いで曲のテンポが狂いやがります。例えるなら、人を車で轢いた上で生き返れないように往復運動したり、チェーンのキャンセルからスーパーコンボの連携で即死させられたり、頭の上からロードローラーを落とした挙句に「無駄無駄」言いながら叩きつけまくったりするのと同じ事ようするに、1回のミスからそのまま次のミスが誘発されて即死する可能性が高いのです最悪ですね…。この2つの愉快な仕様を総合して考えると、すぐに1つの答えが導き出せます。

こんな内容で発売するなッ!

何も知らないで定価で買った人間は確実に暴れますよ、いや、マジで。まぁ、ソレ以前に何も知らない普通のヒトはこんなのに手ェ出さなでしょうけど…。

 

 

・さっき書きましたがプレイ中は全身全霊をたった5cmくらいしかないタイミングバーに集中させなければ先に進めません、ちょっとでもキティちゃんのカブキっぷりに見惚れようものなら即死ですまぁ、動作パターンが1ステージにつき4つくらいしかないんでそんな事にはまずならないでしょうけど。音楽の方も、元曲をブッぎったようなアレンジがされててかなり楽しいですが、それに気取られるとやっぱり即死です。う〜ん、スゴいゲーム性ですね。って言うか、よく考えたらメトロノームが揺れるのを凝視しながら指で机を叩くのとあんまり差が無いような気が…。んなワケで、問題がイロイロある(ありすぎる)のでこのゲームには手ェ出しちゃダメです。むしろ、発見次第に叩き割るくらいの気持ちでッ! …しかし、こんな事を書きながらもこのゲームがしっかりと手元にある(しかも、ちゃんとクリアした)私って何なんでしょうねぇ?

 


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