多重人格探偵 サイコ

1〜(最新6)

原作 大塚英志 & 作画 田島昭宇

角川書店


 

頭の中のもう一人の誰かたち…

目覚める

一人…また一人……また

…オレは…

…俺は…

…ダレなんだ…

 

謎と死体が満載の、超絶大人向けマンガです。ただし、内容が手足切断した人間をケースに詰めて送りつけるとか、脳ミソに種から花を植えて咲かせる(さらにソレを引き抜く)とか、酸性溶液に浸って溶けるとか、その他イロイロとエラい事になってますので、ソレ系が嫌いなヒトは手を出さない方がイイのかもしれません。

 

・もし読む気になったのなら単行本がオススメです。理由は、単行本の方が上質な紙を使っていて、独特の白黒ハッキリした画風が一段と引き立つからです。それに、表紙も凹凸のある凝ったデザインになってますので。

・原作-作画のコンビがいつものヤツなので、もしかしたらコレも108ある”マダラ”の一環なのかもしれませんねぇ。

 

 

 

1巻での死亡者

島津寿

・バラバラ殺人事件で世間を騒がせるが、その言動が西園伸二をムカつかせたため射殺される。

千鶴子

島津寿によって、手足を切断され発泡スチロールの箱に詰められて恋人である小林洋介のもとに贈り届けられた。その後、病院にて死亡。

島津寿の被害者

島津寿によりバラされて死亡。”No,3”が確認できるので、最低でも3人以上いるハズ。

田辺友代

殺した人間の肉を食い続けていた恐怖のOL雨宮一彦のプロファイリングにより逮捕された瞬間、口に潜ませていたカミソリで自害。

田辺友代の被害者

・セリフ等から推測するに5人以上いると考えられるが、その正確な数は把握できない。どの死体も田辺友代の手によって”おいしそうな部分”を切り取られている。

上野達

・自宅に警察が踏み込もうとした瞬間に遠隔操作で爆破し姿を消すが、その後、左目をエグられ、脳に花を植えられた”人間植木バチ”状態で発見される(当然死亡)。

上野達の被害者

・全員が上野達によって”人間植木バチ”にされて死亡。確認できるのは公園で発見された4体、自宅と共に爆破された4体、その後の捜査によって発見された4体だが、ソレ以外にもまだまだ人知れず植えられているハズ。

 

2巻での死亡者

森泉晶

・暗示にかかりやすい生徒を探し出し、自殺するように刷り込んだ教師。目的達成前に交通事故により即死。

遠山明日香

森泉晶の意思により、熱帯魚用のポンプで全身の血液の抜いて自殺。

江角和子

森泉晶の意思により、強度のアルカリ消毒液に浸り腐食して自殺。

野口秋

森泉晶の意思により、全身に針を突き刺して自殺しようとするが、あまりの痛みのため中断し病院へ運ばれる。しかし、その夜病室に現れた篠原とも子池田雅美により刺殺される。

篠原とも子

森泉晶の意思により、自室から飛び降り電柱に突き刺さって自殺。

村田清

西園伸二を呼び出すが、その後、自らの放った火によって焼死。

村田清の被害者

西園伸二を呼び出そうとした村田清によって集められた3人の死体達。しかし、”死体を集めた”だけなので、正確に表現すると”被害者”ではない。

 

3巻での死亡者

梅見屋明夫

・隠れ家に潜んでいたが、影武者2号が死んだ直後に突然現れた全一により射殺される。

梅見屋明夫の影武者1号

梅見屋明夫の身代わりとして警察に逮捕され、絞首刑により死亡。

梅見屋明夫の影武者2号

梅見屋明夫として殺しの師匠である西園伸二の抹殺を企てるが失敗。最後に用意していたダイナマイトで自爆するも、やはり空振りに終わる。

梅見屋明夫の被害者

・TV放送される都議会中、梅見屋明夫によってスプリンクラーに仕掛けられた油を浴びて引火炎上した都議会議員達。おそらくは全員焼死したものと思われ、その推定人数は20人ほど。

女子高生

桐生に援助交際を持ちかけたところ首を刎ねられて死亡。

 

4巻での死亡者

渡久地菊夫

・暴走の果てに雨宮一彦へ真実を伝えようとするが、全一のヘリからの射撃により負傷。その後、病院にて死亡。

渡久地菊夫の両親

・学窓会を裏切った事への報復で全一に射殺され、その映像は渡久地菊夫に送られた。

渡久地菊夫の被害者

渡久地菊夫の暴走に巻き込まれた人達。「撮影ですか? 」と質問して射殺された社会人1人、鈴木早苗をいじめていた女子高生3人、銃の所持に「撮影許可は?」と尋ねた警官1人、エレベーターで乗り合わせた女性2人、エレベーターの死体に気付いた係員1人、たまたま都庁展望室にいた一般市民20人以上、突入してきた機動隊6人以上。また、人質用に残していた都庁展望室の民間人も、最終的には西園弖虎の手で全滅させられた。

鈴木早苗

渡久地菊夫の暴走に付き合わされた女子高生で、渡久地菊夫にではなく西園弖虎によって射殺された。

ルーシー7の被害者

・脅威の中学生集団ルーシー7による無差別テロに巻き込まれた人達。ドリンク剤のサンプルと偽って毒殺された社会人1人、バイアグラと偽って毒殺されたエロオヤジ1人、コミケ会場にて散布された毒ガスを吸ったコミケ参加者多数、公演中に宅配ピザと偽って爆破された公演者1人。

 

5巻での死亡者

塩田

・特番撮影チームのADで、トイレの個室にいたところを絞殺された挙句に額に”肉”と落書きされて屋外に放置された

藤原

・特番撮影チームのチーフで、行方不明になった塩田を探していたところを捕えられ、意識がある状態のまま内臓を引き出されて死亡。

川口

・特番撮影チームの一員で、仲間の不審な死に恐怖して現場からの闘争を計るが、車に仕掛けられていた爆発物により死亡。

藤江

・特番撮影チームのディレクターで、ミシェルルーシー7の戦闘で流れ矢に当たって死亡。最後に残ったカメラマンが実は全一の変装だったので、彼を最後に撮影チームは見事全滅した。

ルーシー7

・もとより6人だったが、前巻の”ピザ爆弾”で1人自爆したので5人。そのうち4人はアメリカからやって来たミシェルに狩られて死亡、残る1人は西園弖虎の人格転移により精神が崩壊する(一応は生存)。

ミシェル・パートナー

・元FBI心理分析官で、今までに生きた状態で犯人を捕まえた事は無いらしい(合法的に殺害)。今回はルーシー7を狩るために来日したが、人格転移した西園弖虎にナイフで切られたところを背後から現れた全一に撃たれて死亡。

 

・6巻はずっと表面ばっかりを追っていた話が少しずつ核心に近付いているためか、それまでよりもかなり死体が少ないです。と言っても、いつものキレた感じはさらに加速してるんであいからわずゾクゾクさせられっぱなしですが。

 


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