流星課長
しりあがり寿
竹書房
通勤には2種類の人間しかいない
それは
勝って座る人間と、負けて立つ人間である
これは
陰気な戦場”通勤電車”で常に座り続けた
伝説の中間管理職の物語である
<プロローグより>
通勤電車は陰気な戦場だ…
その席取りに命を懸けた1人の中間管理職がいる
その名も 流星課長! !
<第1話より>
・いくら日本のマンガのジャンルが多いとは言っても、このマンガと同じモノはまだ見た事がありません。だって”通勤電車での席取り”ですからねぇ…。う〜ん、この題材でマンガが描けてしまうあたりが作者の力量なんでしょうか?
第1話 伝説の中間管理職
vs 自動ドアのマリア
第2話 哀しみの赤き稲妻
vs ロシアの元体操選手 アンドレイ・イツデモ・スワルコフ
第3話 重甲機通勤マシーンの恐怖
vs 通勤ロボ プロトタイプA-1 マサル
第4話 総理の座席
vs 内閣総理大臣お付のSP
第5話 若者よ! 熱き席をゆずれ!
vs 学生集団 ”ジャニーズ”
第6話 不滅のバラード
vs かつてのバンド仲間 黒き災いの係長
・彼らは、網棚の上を走る、つり革のリングに足を通してブラ下がる等の行為を難なくこなしてますので、きっと”超人”なのでしょう。でも決して「そんなスゴい能力を持ってるんだったら、もっと違う事に使えよッ! 」とか「それだけ動きまわったら、普通に立って帰るより疲れるんじゃ? 」とかツッコんではいけません、彼らは通勤電車で座る事に命を懸けているのですから。