タマリン怒について
・マメ科。果実を食用にする。原産地は熱帯アフリカあるいは熱帯アジアといわれる。熱帯各地に広く分布し、インドやアラビアでは古代から栽培されていたという。
・果実はソラマメに似た長さ10〜15cmの筒状で、未熟なものはさやが平たい。成熟するにしたがい中の種子がふくらみ表面が凹凸になるが、さやは豆類のように裂開しない。果皮は灰褐色で薄い。タマリンドパルプと呼ばれるさやの内側の果肉は、厚く紫褐色で粘りがある。果肉の中には黒い扁平な種子がたて1列に並んでいる。成熟した果肉は甘く生食できるが、未熟な果実は非常に酸味が強い。酸味はおもに酒石酸で、ビタミンB1、カルシウムも多い。
・熟果はさやの内側の甘い果肉をそのまま生食するほか、砂糖水を加えて清涼飲料にしたり、ジャムやシャーベットにする。果肉に砂糖を加えて練りあめにも加工する。未熟果は塩漬けにしたり酢として料理に使う。東南アジアでは、醸造酢よりかんきつ類に果汁やタマリンドの未熟果を酢の代用として用いることが多い。アフリカのサバンナ地方では、タマリンドを水に浸して清涼飲料として飲んだり、その水で粉を練って主食をつくる。
<資料提供 トンガリコーン御姉様>
・これによると、我々が口にしたアレな飲みモノは”砂糖水を加えた清涼飲料”らしいですが、ただ一言だけ「アレは断じて清涼なんかじゃねェェェッ! 」って事は言っておきます。でも、どうやらアレは私が思っていたよりも遥かに有効利用されているようですね(海外では)。