航海日記


 

目的

この世は私のためにある

・このゲームの”未開地を自由に操作できる”と言う特徴を最大限に活用し、世界の姿を現実とはおよそ似つかない歪んだモノにする。

 

 

1st Mission

”暗黒大陸最南端に到達せよ”

・ゲーム開始からしばらくすると国王からの親書が届いた。これは別に信じなくてもイイのだが、それをやると序盤から中盤にかけての侵攻速度が遅くなってしまうので、今回は素直に信じて王宮へと出頭し、資金援助と貿易特権の約束をしてもらった。ただし、これは”20年以内に暗黒大陸の最南端に到達する事”と言う条件を満たせなければ打ち切られてしまう。少しでも時間が惜しいので、すぐさま南下を開始した。

・暗黒大陸はどこまで続くモノなのか見当もつかず、その最南端を確定するとなればかなりの危険を覚悟しなければならないだろう。そこで考え出された作戦は「我々が最南端へと出向くのではなく、最南端をこちらに引き寄せる」である。つまり、このゲームの特性を利用して本来は陸地である場所に海を創り出して暗黒大陸を分断して縮小、強引に最南端を身近に出現させると言う壮大かつ無茶な作戦である。

・南下開始直後、国王から水夫たちが恐れる”暗黒の海”の話を聞かされた。この話を信じてみたら、水夫たちが不安がって未開地の探索ができなくりゲームが進まなくなってしまったので、事態究明のために”暗黒の海”へと調査団を派遣した。そこで調査団が見たモノとは……怪物”海の司教”であった! これによってヤツがマップ上に出現し、ポルトガルからアフリカ西海岸にかけての近海をうろつくようになったので今後何らかの障害となる事が予想されたが、そんな些細な事よりは”怪物が存在する世界”にできた事の方がよっぽど重要なので、これでイイのだ!

・大陸を海で分断する事ばかりを念頭においてプレーするので、時には通過するのが面倒な海峡等をつくってしまう。それだけなら何でも無いのだが、今回はそこに怪物”大王貝”が出現してしまった。今の戦力ではヤツを撃退する事はできないが、この海峡を諦める事は「暗黒大陸分断作戦」の失敗を意味している。そこで、悩んだ挙句に考え出された行動が「極限まで沿岸ギリギリを航行し、ヤツの横をスリ抜ける」である。ヤツら怪物はある程度の範囲をフラフラと移動し続けているので、運が良ければその横を通過する事もできるだろう。あまり賢くなさそうなやり方であり、そこはかとなく某FCソフト”チャレンジャー”で入り口を守っているスケルトンの横を強引に押し通る技を連想させられるが、何せ”20年以内に”と言う条件が付いているので今はそんな事を気にしている余裕は何処にも無い。”スリ抜け作戦”で挑戦する事数度、やっと海峡を通過する事ができた。この間に2年もの時間を費やしてしまったのは大変な痛手ではあったが、”暗黒大陸分断作戦”の成功には確実にまた1歩近づいたのであった。

・途中、貿易船団が海賊に襲われたり、突然に特産品の価値が暴落したりで収入が減衰した時期もあった苦節8年、我々はついに暗黒大陸の最南端を確定する事に成功した……ってありゃ? まだ8年しか経ってないぞ? どうやら”暗黒大陸分断作戦”は予想外の効果をもたらしたようである。あらためてできあがった地図を見てみると……なんとッ、アフリカ大陸が赤道にまで届いていないぞ? まぁ、切り飛ばした残りの部分が新たな南アフリカ大陸になりそうだが、そんな事は今はどうでもイイ。とにかくアフリカ大陸を50%カットして大成功となった”暗黒大陸分断作戦”に乾杯ッ!

 

2nd Mission

”インドに到達せよ"

・作戦成功の喜びもつかの間、我々の前に国王が現れ「支援期間を15年延長するので、香料王国インドまでの航路を確保せよ」とおっしゃった。インドと言えば香料! きっと良き貿易のネタになるに違いないと、国王の提言を快く承諾し新たな探索が始まる。

・とりあえず、ゲーム開始当初から見えてはいたが航路の確立されていなかった紅海を目指し、北上する事にした。あそこにはルビーの産地があるので、今後に備えて貿易に使うためである。しかし、そんな我々の前に再び”海峡&怪物”がその姿を現した。……って、前回苦労したのをすっかり忘れていて、急ぐあまりにまたしても海峡を創ってしまったワケである。おかげで紅海への航路を切り開くだけで6年もの歳月がかかってしまった。

・紅海へとたどり着いた後は順調に東へ東へと陸地が伸び続け、実にアッサリとインドへ到達してしまった。完成した地図を見てみると…アラビア半島が3割ぐらい削れてるぞ? 今回はほとんど”信じない”でやり直したりはしなかったので、神の意志がそうさせたと言う事だろうか?

 

3rd Mission

"ジパングに到達せよ"

・苦労して(主にクラーケン回避作業)インドへの航路を切り開いた我々の前に国王がまた現れ「支援期間をさらに10年延長するので、黄金の国ジパングへ到達せよ」とのたまった。ジパングと言えば黄金! きっと、これもまた良き貿易のネタになると、心を躍らせて新たな探索が始まった。

・今回は南下する時間が惜しいので、インド半島とインドシナ半島を削り取ってしまう事にした。もういい加減に”海峡&怪物”には懲りたので、海峡を作らぬよう、かつ南下もせぬよう慎重に”信じない”繰り返しつつ、少しずつ陸地を確定していく。

・途中では、ガンジス川が巨大な内海(インダス湾? )に化けたりもしたが、何とかこの”東南アジアフラット化作戦”は成功したようで、無事中国にたどり着く事ができた。これまでに要した時間は5年間と少し遅いかもしれないが、後は北上するだけなのでジパングへ到達するまでにはさしたる時間もかからない事だろう。

・決意も新たに中国を少しずつ慎重に北上していくと、ジパングは突然にその姿を我々の前に現した…って、あれ? 大陸に溶接されてるンですけど? どうやら今回も、”日本は島国ではない”と言うのが神の意志であるらしい

 

 

経過発表

・辿り着くまでの間にイロイロな噂を信じ続けたせいか、”金歯族””鬼仮面(桃太郎侍? )”等のアレなモノが続出する変な地域になってしまったジパング。しかも、地図を見てもアフリカ大陸は赤道に届かずインド&インドシナ半島は無残に削り取られ、あまつさえ母なるガンジスは巨大な内海になってしまい、挙句の果てにジパングは朝鮮半島を膨らませた所にあると言う、かなり立派な天変地異ぶりを示しています。どうやら、”世界を歪める”と言う目的は十分すぎる程に履行されているようです。

 

 

 

さぁ、今度は貴方の番です

貴方だけの世界を創造してください

 


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