ティアリングサーガ

って言うか、まんまエムブレムじゃん… 戦記


 

 モーラトン海に浮かぶ島大陸リーベリア、かつてこの地は邪神が支配する暗黒の大陸であった。地上には魔獣がはびこり、人々は邪神帝国の奴隷として苦痛と絶望の日々を送っていた。だが今をさかのぼること800年前、一人の青年が民衆を率いて立ち上がり大地の女神ユトナの愛を得て邪神が支配する帝国を打ち滅ぼした。

 青年と女神は結ばれ、ともに力を合わせて人々が夢見た理想の王国を築き上げた。二人が愛した王国は4人の王女に引き継がれ、それぞれの名を冠した4つの聖王国が誕生した。 豊かな中原地帯を領土とするリーヴェ王国、北東の山岳地帯を領土とするカナン王国、北西の未開地を領土とするレダ王国、南部の草原地帯を領土とするサリア王国、4王国は強調と抗争を繰り返しつつも600年余の長きに渡りリーベリア大陸に君臨した。

 だが50年前に起きたレダ王国とサリア王国の戦争は両王国に大いなる災いを招きレダとサリアは相次いで滅亡した。カナン・リーヴェ両王国もまた長く戦争状態にあったが「ノルゼリアの悲劇」によってリーヴェ王国も滅亡、大陸の覇権はカナン一国のものとなった。カナン王バハヌークはゾーア帝国の再興を宣言し大陸全土の制圧に向けて動き出す。

 その一年の後…、ウエルト王国に向けてセレネー海を西に進む海賊船の中に、二人の青年の姿があった。一人はラゼリア広告の公子、リュナン。もう一人はグラナダ海賊提督の子、ホームズ。ともに大陸の未来を担う若き勇者たちの旅立ちの姿であった。

 

あぁ、長い…。見てるのも長かったがこうして書き出してみると余計に長く感じますね(そう思うならやるな)。会社と名前が変わったところで中身は変わらず、いつものように壮大な世界設定になってます。そしてコレもあいかわらず「亡国の王子が反乱軍組織して邪神帝国と戦うぜ〜」ってなシナリオです。う〜ん、もしかしたらシナリオ書いてる人は”帝国”に対して何かトラウマでも抱いてるんでしょうか? それと、”島大陸”って島ですか? それとも大陸なんですか? このオープニングの時点ですでにイロイロと聞きたいことが満載なんですが、ゲーム中で明かされる事を願って(特に”島大陸”の方)本編に進みます。

 

 

   Scene 1

・ホームズの親父を身代わりにして辛くもグラナダを脱出したリュナン達、最初ッからスゴい勢いで大ピンチな状況です。ちなみに、”グラナダ”で”公国”とか言われた瞬間に私の超々短絡頭のなかではガンタンクがソロモン攻略戦に参加してたり赤い彗星が「坊やだからさ」とか言ってたりするワケですが、当然のようにそんなモノはさっぱり関係ありません。んで、船の上でホームズリュナン(賊と公子、って冷静に考えると変な組み合わせだと思う)がしゃべってるうちに目的のウエルト王国に到着。イソラ島の海賊退治に向かうと言うホームズ達と分かれてリュナン達はウエルト王宮を目指す事になります…が、別れ際にリュナン達の部隊があまりにヘッポコな事を心配したホームズが声をかけてくれました。

ホームズ :そうだ、信頼できる部下を一人つけてやろう。……ガロ、降りてこい!

すると凶悪犯罪者のようなツラゴツいオヤジが登場

なぬー! ”味方は美形”ってのがエムブレムシリーズの鋼の掟ではなかったのですかッ?

しかも職業は海賊で斧使い

ギャー! 騎兵の斧使いならともかくとして歩兵の斧使いって絶望的に使えないのがエムブレムシリーズの鋼の掟ですよ? あぁ、こんなんで本当に大丈夫なのかなぁ…。

・開始直後からいきなりショックを受けてる間にMAPスタート、対岸では姫様とお付きの騎士が東に向かってひた走ってたりしますが今はまだ町から出られないのでとりあえず最初は情報収集のために港町の民家を訪ねて回る事になりました。基本的にどこの家のヒトも初対面の我々に愚痴を聞かせた後でモノをくれるんですよね、よっぽど日頃の生活に不満が蓄積しているのでしょう。そんな感じで家を訪ねまくってると、例によってまた愚痴を聞かされ何かもらえそうな話に。

町人 :…ところで、君。このお守りをもらってくれないか? 昔の恋人にもらったんだけど今の彼女にみつかると困るし、といって捨てるわけにもいかないし、どうしようかと悩んでたんだ。君がもらってくれるならうれしいな

こっちは嬉しくありません

とは言っても、口先だけのジジイと若造の騎士2人と凶悪犯罪者と馬にも乗れない公子様、と言うヘッポコ極まりない部隊に他人の好意を蹴る余裕などはどこにも無いのでとりあえずもらっておきましたけどね。さらに民家訪問は続き今度は「海での戦い方を教えてやる」とかのたまうゴツいオヤジがいたので”はい”を選択して”海の戦士”のスキルを習得、コレは海地形にいた場合に能力補正がかかる優れモノです。

でも、覚えたのはクライス(騎兵)なので海に入れません

意味無いじゃん

いや、まぁ、別にイイんですけどね……大失敗。んなアホな事をやってるうちに対岸での姫様と近衛騎士は追手との交戦を開始、それに続いて橋が降りて浜に渡れるようになったのでリュナン達も戦場に向かいます。んで、姫様と話した後で追手をザクザクっと抹殺し(全体的に打撃力が足りてないのでアーマーナイトには苦労しましたが)、戦闘が終ったところでさっきの姫様に事情聴取をおこなうと実は彼女が大昔の知り合いのサーシャ姫であり、国王不在の機に乗じて暴挙に出た宰相コッダをどうにかするために東のマーロン伯の元に向かう途中だったんだとか。王宮がそのような内乱状態にあるのであればリュナン達がそのまま行ったところで無駄なので、方向を変えてとりあえずはサーシャと共に東にあるヴェルジェへと向かう事になりました。

 

   Scene 2

・リュナン達が追手を退けた頃、王宮では王妃の態度に業を煮やしたコッダが親王家派の頭目であるマーロン伯を処分するために軍の編成が進められていました。んで、そんな事は少しも知らないリュナン達、道中でリュナンが自分の父親の最期を「聖竜のブレスに焼かれて灰になった」などと愉快な事実を話すうちにヴェルジェに到着です。マーロン伯との会談、コッダを討ちたいとは思うものの自分の領地で山賊が暴れてるせいで出撃できず、このままの内乱状態のままではリュナン達に助力を与える事も不可能、ってワケでしかたがないのでリュナン達がその山賊退治に向かうハメになりました。ここでベルジェの騎士、ラフィンエステルが部隊に参加。ついでに4人いる志願兵の中から1人連れて行く許可をもらったので能力よく見て選別します。

 リー :どう見ても中国人くさいので(リー・リンチェィ?)、きっと語尾が「〜〜アルよ」とかに違いねぇ(偏見)あと、帽子らさしきモノの下はきっと辮髪に違いねぇ(独断)。ってワケで却下。

 エゼキエル :なんだかどこかの大天使様みたいな名前。騎兵なのはイイけど斧使いってのが非常にダメっぽいのでコレも却下。

 ルカ :どこかの世界で鍵束使いながら魔物使いとして暮らしてそうなので却下。って言のはウソで、弓兵って扱いが微妙(強いけど死にやすい)なんでやっぱり却下。

っつーワケで、そのふざけた消去法を突破して最後に残ったのは”みならい騎士”とか言う某外伝におけるところの”村人”を思い起させるようなヘッポコ感あふれる称号をいただいているナロン。「まぁ、馬だし邪魔にはならんでしょ」って事で彼を連行し山賊退治へと出発です。

・リュナン達が山賊討伐のためにヴェルジェを発った頃、王宮のコッダにもサーシャを取り逃がした事が伝わります。それを聞いたコッダエリッツ将軍にヴェルジュへの討伐を命じると共に自身も兵員増強のため自領と戻る事に。んで話は戻って半ば便利屋(もしくは掃除屋)と化したリュナン部隊、村を襲う盗賊やら山賊やらを退けるために攻撃を開始します。…が、馬に乗ってないリュナンガロだけがやたらと遅い(徒歩だから)。ガロは海賊だからともかくとして、見習騎士のナロンでさえ馬に乗ってると言うのにリュナンは徒歩(職業はナイトロードなのに)。

戦力外通告してもいいですか?

でも、主人公だからハズせないんですよねぇ…、やれやれ。イベントで村から勝手に傭兵が出撃してくれたりもしましたが壮絶に弱そうだったので無視、村を目指す盗賊どもをラフィンとその他の騎士で退けたら山の中腹で山賊に挟まれて立ち往生しているエンテバーツを助けるために西へ進み、途中で初の増援部隊が出てきたりもしましたが合流したエンテの回復魔法もあってあっさり撃退です。んで、砦の周辺にいた山賊も1対3ぐらいで殴り殺して残ったのは拠点を制圧されると困るので1歩も動けないボスだけ。っつーワケで、相手の射程が1しかないのをいい事に遠距離から斧とか槍とか投げまくって1発も反撃させずに処刑(鬼)。その間にエンテを村まで戻すとイベント発生で村娘が参戦してくれましたが…壮絶に弱そうなんで使えないっぽい。回復魔法使えるのはイイけど徒歩じゃなぁ…、どうせなら騎兵の回復係にしてください(贅沢)。村でのイベントが終了した頃に砦を制圧したらMAPクリア、当分は山賊も出ないだろうって事でヴェルジェへと帰還しました。

 

   Scene 3

・山賊討伐を終えてヴェルジェに戻ったリュナン達、マーロン伯との話の中でオイゲンラフィンの活躍を称えます。

オイゲン :特にラフィン殿の剣技はすばらしい。まるで若き日の私を見ている様でありました

もしかして自慢話ですか?

普通、他人誉める時に「自分みたいだった」とか言わないような気が…。オイゲンはなかなか頭の中が愉快な事になってる人物のようです。それはさておき、山賊の心配もする必要がなくなったところでいよいよコッダを討つために王宮目指して進軍開始、るすとちょうどリュナン達が最初に上陸した港の付近でコッダの差し向けたエリッツ将軍率いる部隊との戦闘に入ります。

・敵軍の侵攻に合わせ森に”てやり”を装備させたラフィンを配置、彼は今のところ部隊で1番のキラーマシーンなので多少のダメージをもらいつつも反撃でサクサク殺してれてスゲぇ便利です。反撃で殺し損ねたヤツは自軍の攻撃ターンで完全抹殺しついでにラフィンのダメージもエンテに直してもらったら今度は増援で登場した馬賊も撃退して、ついに残るは部下がバリバリ殺されてたのも気にしないで高みの見物を決め込んでやがた御大将、エリッツ将軍のみとなりました。…が、掃討してしまう前にすっかり戦力外扱いで民家を訪ねる事が唯一の仕事になってきた感のあるリュナンが町へと渡って、秘蔵の品だとか形見の品だとか転職に必要なアイテムだとかをイロイロともらってきました。う〜ん、どう考えても高く売れそうな品をホイホイと渡してくれるあたり(しかも、スゲぇ説明的なセリフと一緒に)、もしかしてココの町の人って頭悪いんでしょうか? それとも素直にコッダを討つために微力ながらも援助してくれてると取るべきなんでしょうか? 民家めぐりを続けているうちにホームズ海賊団にいるハズのナルサスと遭遇、宿屋で無銭飲食ブチかました挙句に追い出されたナイスガイです。海賊稼業から足を洗ったのでこっちで雇ってくれないか、と言うナルサスオイゲンが王宮への侵入を命じるとあっさり拒否されましたが「ではホームズに引き渡す。ヤツは姑息な男が大嫌いだからな、お前のこのザマを知ったら腕の2本や3本はたたき折られるんじゃないのか?」と脅して調伏に成功です、ヒドい話ですね。

ナルサス :わかったよ、じいさん。あんたの言うとおりにする。ウエルト王宮に忍び込めばいいんだろ。で、何を調べりゃいいんだよ?

オイゲン :第1に、リーザ王妃の安否。第2に、城内の兵力。第3にコッダ詳細の動向。第4に、市民の噂。第5に、兵士の士気……

もうすでに十分なんじゃないかと思うのですが、オイゲンはまだまだ続けます。

オイゲン :第27、安い武器屋第28、美味いめし屋第29、美人のいる酒場

それは全然関係ないと思うのですが…

でも、言ってる本人の方はそんな事に何も気付いていないご様子。

オイゲン :おい、ナルサス、聞いておるのか!

ナルサス :ふぁーい……。ああ、よく寝た……

どっちもどっちですね、やれやれ…。王宮の北にある大橋で合流する事を決めたらナルサスは王宮へと出発し、それに合わせて民家めぐりも終了したのでいよいよ放置し続けていたエリッツ将軍の相手をしてやりましょう。とは言っても彼はこちらが攻撃範囲に侵入するまで動く気がない恥ずかしがり屋さんのようなので距離を調べつつジリジリと全軍で包囲、先に弓やら槍やら斧やらを投げまくったあとに1撃当ててザクッと死んでもらいましたとさ(ヒドい)。

 

   Scene 4

・リュナン達が海岸を血に染めていた頃、北西部にあるマルス神殿ではエーゼンバッハ老師が邪悪な気配を感じて「エンテを呼び戻せ」とペガサスナイトのマーテルを送り出していました。んで、ちょうど王宮に向かって進撃を続けるリュナン達が今度はコッダの領地でもあるグラムの森ろうとする時にマーテルが颯爽と空から登場し戦闘を手伝ってくれる事になりました。…とは言っても、ここのMAPの敵の大半は弓兵なんで即死が怖くて全然使いませんでしたが弓の達人ラケルが住むと言う民家を盗賊が狙ってくれてるので騎兵別働隊で割り込んで粉砕し民家の安全を確保、露払いが終ったところで冒頭のイベントに従ってサーシャで訪問し殺すのがイヤだと言うラケルに「殺さなくてもいいからあなたのやり方で戦って」と説得します。んで、説得成功。

ラケル :わかりました、サーシャ様。私のやり方でいいのならお手伝いいたします。

サーシャ :ほんと!? ありがとう、ラケル! じゃ、とりあえずお料理を教えて!

それ、戦いに全然関係ないんですが…

もしくは、”料理”がサーシャ流の戦い方でありクッキングファイターでも目指す気なんでしょうか? まぁ、どうせ仲間にして以来まだ1度も戦闘させた事のない箱入り姫様なんかはさておき、本体がそのまま森に入って敵の砦を目指すうちに敵リーダーのロジャーが恋人のメルを引き連れて向かってきました。エムブレムシリーズの経験から判断するに、この場合は退治せずに制圧だけすれば大丈夫なハズ(ロジャーは犯罪者ヅラではないので仲間になる可能性が高い)。っつーワケで、リュナンは森を抜けて砦を目指し、その間に本体はロジャーを殺さない程度に応戦しよう…と思ってたらロジャーの必殺攻撃が炸裂して応戦してたナロンが即死させられました。

ナロン :母さん、ごめん……。もう、手紙……書けない……

 

 

リセット

 

 

で、どうにか砦を制圧、予想通りロジャーメルはおとなしく撤退してくれたので後で仲間になってくれるかもしれませんねぇ。それにしても、1度クリアしかかってたモノをやり直すってかなり面倒ですねぇ、やれやれ。ちなみに、やり直すついでに回収するのをすっかり忘れていた南東の民家にマーテルを差し向けてみたんですが、そこではロジャーメルについての話を聞かされた後で”とおいやしの杖”がもらえました。

住人 :おっとそうじゃ、長話を聞いてくれたお礼にこの「とおいやしの杖」をやろう。

遠い椰子の杖?

住人 :遠距離でも使えるいやしの杖だから「遠・いやしの杖」と呼ぶのじゃが、一部不届き者は「遠い・ヤシの杖」だと思っておる。愚かなる事山の如しじゃな……

すいません、一部不届き者です

まぁ、別にそんな事はどうでもイイんですが、それにしても変な名前ですねぇ(ただの負け惜しみ)。

クリアしてセーブしてから気付いたんですが、仲間になりそうな剣士を1人殺してました。いやぁ、まさかこんなトコでヘッポコ剣士ジュリアが必要なイベントがあるとはねぇ…。まぁ、基本的に馬に乗ってないヤツは使わないからイイや(全然良くありません)

 

   Scene 5

エンテマーテルが迎えに来た事もあってリュナン達は王宮へ進む前にエーゼンバッハ老師のいるマルス神殿へと向かいます。…がその頃、神殿内にはいきなり暗黒魔道士部隊が登場していて敵リーダーグエンカオスの魔法によりエーゼンバッハ老師はダウンさせられていました。ちなみに、この2人の会話は知らない単語いっぱいで「はぁ、そうッスか。なんかスゴそうですね」って感じだったんですが、とりあえずグエンカオスが、元兄弟子で何かの儀式の生贄としてエンテを探している事くらいは解りました。んで、ちょうどそこにやってきたリュナン達は事情がよく解らないまま戦闘開始。屋内戦では馬が使えない上に、相手は槍使いと魔法使いの混成部隊で苦戦必至……と思ってたのに、神殿内に残っていたNPCのマルス神官部隊が異様に強くて(避けたり必殺攻撃出したり)こっちが何もしないうちにザコの掃討がほとんど完了してやがりました

オレに殺らせろ

いや、まぁ、別に楽できたからイイんですけどね。でも「ちょっとだけ経験値がもったなかったかなぁ」と思ったワケですよ。神官部隊が勝手に狩ってる間に1人だけ色の違う敵が射程圏内にも入ってないのに近付いてきたのでリュナンで説得してダークナイトジークを仲間に加え、最後に残ったのはボスの暗黒司祭のみ(マルス神官部隊も敵の反撃で死亡、南無三)。でも、何故か反撃してこなかったので全員で囲んでザンっと叩き切ります。戦闘終了後、駆け寄ったエンテと少しだけ言葉を交わして老師は死亡、しかたがないので部隊に老師の孫マルジュを仲間に加えグラムの森へと戻るのでした。

 

   Scene 6

・リュナン達が王宮の北にかかるウエルト大橋に向かっていた頃、ようやく王宮に侵入したナルサスは王妃から「これをサーシャに」と”天馬の笛”を預かり、地下牢でロジャーを縛るために人質となっていたメルを助けて脱出していました。んで話は戻ってリュナン部隊、さすがにココまで来るとコッダも橋の両サイドにシューターを配置するなどして守りを十分に固めてやがるので突破はなかなか大変そうです。ってワケで、オイゲンの言う”秘策”を発動、部隊を3つに分けて橋の両側にある砲台を奇襲させる事になりました。おかげで両サイドのシューターをザクっと撃破で秘策は大成功…かと思ったら、さらに裏を突かれて橋を渡ろうとする本体めがけて敵の奇襲部隊が登場し戦力が異様に低い本隊は大ピンチに。あぁ、これが「策士、策に溺れる」ってヤツですか? 抜け目ないジジイだと思っていたオイゲンはただのマヌケだったようです、やれやれだぜ。 しかたがないので本隊は近くにあった荒地に退避してゆっくり迎撃、移動力の差で1人だけ混ざってたアーマーナイトを引き離せたので少しは楽でした。その間、両サイドのシューターを撃破した別働隊はそのまま南下して橋を使わずに対岸へ進んだり、ナルサスの連れてきたメルが参戦してくれたり。そして、最後はちょうど橋の守備隊を本体と先発隊とで前後から挟むようにして撃破、残ったのは敵部隊リーダーのドメスのみ。例によって射程範囲キリキリまで近寄ってから一気に踏み込んで処刑、非常に硬かったもののラケルの”マスターボウ”と”連続の技”が鬼のような破壊力を発揮してくれた(1回の攻撃で6HIT)ので楽勝でした。ちなみに、倒した時の死にセリフが

ドメス :話が違うぞ……、ヴェルジェの兵士ごときがこれほど強いハズが……!

だったんですが、それは当然です。だって、ウチの主力は祖国を追われたラフィンジークの2人ですからね。さて残りは王宮のコッダのみ、歩みを止めず一気に侵攻します。

クリアしてセーブしてから気付いたんですが、仲間になりそうなアーマーナイトを1人殺してました。いやぁ、まさかあんな悪人ヅラの敵を説得できるとはねぇ…。っつーか、それ以前にこんな激戦MAPでサーシャなんか出しませんってば。まぁ、基本的に馬に乗ってないヤツは使わないからイイや(ちっとも良くありません)。あぁ、それと、サーシャ出してなかったんでメルと会話させてでリーザから預かってたハズの”天馬の笛”を回収するのに失敗しました。って、まぁ、将来に渡ってたぶんサーシャを使う機会はないと思うので、別にペガサスに乗れなくっても全然痛いとは感じませんが

 

   Scene 7

・ウエルト大橋を突破された事を知ったコッダはいよいよ最後の砦、ウエルト王宮の守りを固めます。ちなみに、まだこの時点でロジャーメルが脱出している事を知らないので、登場次第にわざわざメルで説得してやらなきゃなりません。って、まぁ、説得できる事が確定している分だけマシと言えばそうなんですが、気ィ抜くと一瞬でこっちが殺される相手なのでうまくやらないと説得だって命懸けです。んで、いよいよリュナン達の侵攻開始〜。

オイゲン :リュナン様、別働隊は浄化に侵入したしました。攻撃開始のご命令を

マーロン :オイゲン将軍、別働隊とは?

オイゲン :少数の者を東側の通用門より侵入させたのです。なぜか門は開いておるし見張りの兵もおらぬ、コッダとは間の抜けた男ですな。わっはっは

マーロン :……まずいことになりました……。東門には跳ね橋が仕掛けられており、敵をおびき寄せて包囲殲滅する仕掛けになっております。

…このマヌケめが

どうやらこのオイゲン爺、相当なマヌケさんのようです。どうせ「戦いにおける年季の違いというものを教えてやる」とか言いながら作戦指揮してたんでしょう。キサマのようなヤツにジョースター家を名乗る資格は無いッ(全然関係ない)。しかし、よくよく見てみると「少数」のハズの別働隊も本隊も同じ6人ずつ。キラーマシーンラフィンと回復騎兵メルが入ってる事を考えたら本隊より別働隊の方が戦闘能力が高いんじゃないかと思うくらいです。っつーワケで、マーロン伯の言葉は無視する事にして攻撃開始ィィィ! 本隊は北から硬い守備部隊を退けつつ城内へ。ここで新参者のジークが異様なまでの破壊力を示してくれたので、これからは彼を”鋼鉄ジーク”と呼ぶ事にしましょう(不死身の宙、とは違います)。ちなみに、この時の敵の中にバーツの知り合いらしきキャラがいたんですが当然のように徒歩の斧兵なんか使ってません、っつーワケでザクっと死んでもらいました。悲しいけど、これ、戦争なのよね…。一方の市街エリアに侵入していた別働隊の方はと言うと王宮前の広場と市街エリアを繋ぐ門を盾にして応戦、ラケルマルジュの強狙撃キャラも混ざってたおかげで楽勝極まってました。んで、王宮から走ってきた部隊を殲滅した頃に南方の見回りを終えて聖騎士(聖戦士じゃないのでオーラ斬りとかはできません)ロジャーが登場しますが、こっちと交戦開始した直後に待ち構えていたメルで説得して寝返り、やっと仲魔になってくれました。んで、いよいよ残るは王宮入り口に陣取ったベロムのみ、でも、どうせ動きゃしないし射程1なんで遠くから槍とか斧とか魔法とか降らせたらいつの間にか死んでました、ラクショー(鬼)。…しかし、このMAPには闘技場があってこのままクリアするのはもったいない。ってワケで、守備隊を殲滅したものの制圧するの後にしてみんなで延々と闘技場にて修練開始〜。

 

50ターン経過 

 

 

100ターン経過

 

 

200ターン経過

 

 

300ターン経過

 

 

ふぅ、もうそろそろレベル上げに飽きてきたので終わりにしよう…。とんでもなく時間かかりましたが、まぁ、おかげでレベル30を突破したキャラが何人か誕生したので良しとしますかねぇ、ニャハハ。ちなみに、闘技場ってのは真剣勝負(セメントと読め)らしいので敗者には、死、あるのみ。って事は…確実に350人以上倒したから…それだけ死んでるワケですね(殺しすぎ)。もしかしたら今日1日で市街部人口が10%くらい減ってるかもしれません。鬼のように部隊力が上昇したところでリュナンを王宮に立たせて制圧を宣言します。

・王宮を制圧して今度は城内戦…かと思ったら、すでにコッダは城内にいた親王派の諸侯に捕まってて戦闘はナシ。あっけないほど簡単にリーザ王妃を解放して新宰相の座には賢臣のマーロン伯が、諸悪の根源たるコッダは王が戻るまで禁固処分って事で全てが一件落着です。内乱が収まったトコロで当初の約束だった助力を受けるリュナン達、ラフィンエステルをそのまま部隊に編入して(ついでにまだ1回も戦闘してない役立たずのサーシャも編入)さらに国庫から20000Gの資金援助を授かりました。んで、内乱終結を祝しての宴、それぞれのキャラがそれぞれに会話を見せてくれたので今後のキャラ同士の繋がりが解って助かります。夜が更ける頃にやっと宴も終了、夜が明けたらマーロンに別れを告げていよいよ祖国奪還に向けて出発です。

ちなみに、クリアしてセーブしてから解ったんですが、バーツの知り合いらしきキャラはやっぱり仲間になるみたいです(殺しちゃったけど)。だって、あんなヘッポコ斧使い(しかも徒歩)なんて普通はこんな決戦時に投入しませんってば。1回も使ってないからレベル低いままだし、そんなことしたら説得前に即死させられるのが関の山ってモンです。まぁ、基本的に馬に乗ってないヤツは使わないからイイや(ものすごく良くありません)

 

   Scene 8

・リュナン達が他人の国の内乱を鎮圧していた頃、イスラ島に渡ったホームズ達はもうすっかり地元海賊を追い払ってました。

ホームズ :やれやれ、拍子抜けだな。極悪非道のイスラ海賊が聞いてあきれるぜ

??? :……全くだ。おまけに逃げ去りぎわの台詞にも芸がない

そういう問題なんですか?

って言うか、それ以前にこの男は誰ですか? やっぱホームズの仲間だから”ワトソン”とか? そうだ、きっとそうに違いねぇ。そうだったのかキバヤシ!!

青年 :ホームズ、シゲン、ちょっと来てよ!

おおはずれ

どうやら、あのヒネた性格の青年はシゲンと言うらしいです(でも最後の青年の名前はまだ謎のまま)。ちなみにこのゲーム、会話画面中のどこにも名前が出やがらないシステムなので、初見のキャラは誰かが口にするまで名前が謎のままなワケですよ。まぁ、知らない者同士の会話ならそれでもイイんですけどね、たまに仲間同士でプレイヤーを遥か彼方に置き去った話をしてくれるので困ります。んで、呼ばれて行ってみるとそこにはイスラ海賊に捕らえられていた少女がいました。

ホームズ :だから、俺たちは違うんだって言ってるだろ! 何度言わせりゃわかるんだ!

少女 :だって……、あなたたちも海賊なんでしょ?

ホームズ :海賊には違いないが、俺たちは女をさらうようなケチなまねはしねぇよ!

少女 :やっぱり海賊なんだ……。ああ、女神様……、おたすけください

もしかしてバカにされてますか?

(もしくはかなりの天然さんです)

こんなトコロで女神様に祈ったってウルドもヴェルダンディもスクルドも出てくるハズは無く(って言うか、そもそも関係ねぇ)、そのまま続いた事情聴取にて少女の名前がカトリである事、捨て子だったのを司祭に拾われた事、その司祭様に連れられてマルス神殿に向かう途中で海賊に襲われた事、そして、自分の出自を証明できそうなモノは身に付けていた腕輪だけ、ってのが判明してしかたがないのでカトリの世話はゼノに任せてしばらく保護しておくことになりました。

・リュナン達が戦闘も何もなくタラタラと移動している頃、ホームズ達の方もやっぱり戦闘なんかなくって平和な時間を…、と思ったらカトリが裏山で拾ったホームズが言うところの「不気味な杖」で島が愉快な事になってました。

シゲン :ホームズ、島中が大変なことになってるぜ

ホームズ :ああ。あのバカが、拾った杖で本当にゾンビを召喚しちまったんだ

シゲン :ははーん、そりゃ俺が捨てた杖だな

そんな危険な物を捨てるなよ…

しかもまだ話は続いて、

ホームズ :カトリはな、司祭を生き返らせたい一心で100回は振り続けたって言ってたから、ゾンビ500匹は生まれたんじゃねぇか?

バイオハザード?

きっとアレです、これはアンブレラ社の新兵器テストであり、そのうちに島中の人間が「かゆ、うま…」としか言えなくなってゾンビ化するに違いありません(妄想)。って言うか、よくもまぁ1つの杖を100回も振れましたねぇ、普通は50回くらいで壊れるんですが実に素晴らしい耐久性ですよ(実戦で使えてれば、の話)。ホームズに怒られて外に飛び出したカトリを探しにゾンビであふれる島の中にゼノユニがGO、「ジル、無事だったのか」「ウェスカー、クリスがどこにもいないの…」「しかたがない、二手に分かれて探そう」とかやった…かどうかは知りません(絶対違う)。んな感じで島全体が愉快な事になってるところに何故かリュナン達が上陸、大陸に向けて旅立つ前にホームズに挨拶でもする気なのでしょう。っつーワケで、島中を闊歩しているゾンビとリターンマッチのために戻って来たイスラ海賊を粉砕しながらMAPを北上してホームズのいる場所へ。途中、ゾンビに追い込まれて瘴気漂う沼地に追い込まれたカトリ(諸悪の根源)が神に祈るとスーパーモード発動でドラゴン化したものの弱い、弱すぎるッ! 他のキャラは全員とも1戦闘でゾンビ倒せてるんですけど、なんでコイツだけそれができんのですか? しかも変身もすぐに解除されてるしさぁ…。これじゃぁ某”火竜石”とか使って変身してた半竜人族の方が65536倍くらいマシですよ(偏見)。その後、増援で登場した「金ゾンビ」(FE外伝語)ことマミーを撃破して戦力外扱いだったリュナンを(5レベルくらい)強化したら宝箱の全回収を待って拠点へ突入、ホームズからカトリが滅亡したはずの聖王国の生き残りでしかも火竜の巫女であることを聞かされてびっくりしたり、しかたがないので当分はホームズ達がカトリの面倒を見ることを決定したり、全然関係ないけどジュリア(今になってもまだレベル1のへっぽこ剣士)シゲンが兄弟だと判明したり、ガロがホームズ部隊に戻ってしまったり(使ってないから問題無いけど)なんて言うか、このステージは全体的にMAP戦闘時間よりも前後の会話にかかった時間の方が長いような気が…。最後に、別れ際に回りくどい言葉でこのゲームのシステム(2部隊連動制)について説明を受けたらもうしばらくこの近辺に留まると言うホームズ達とはさようなら、リュナン達は海を越えて次の目的地へと向かいます。

・今回が初めての合流編成、まだ理解できてない部分が多々あったのでとりあえずはホームズの言ったように”今までの戦いで全然育ててなかったから貧弱極まってて今さら戦線に出したら即死確定くさいキャラ”を大量にホームズ達に預ける事にしました。生かさず殺さずでちゃんと育ててから返してくださいね。って、まぁ、別に返ってこなくたって困らないようなキャラしか預けてませんけど

 

   Scene 9

大量の不要人員をイスラに島流しして旅立ったリュナン達、んで一方のホームズ達はこれからどうするかと言うと

シゲン :それよりホームズ、これからどこへ行くつもりだ?

ホームズ :そう焦るなって。リュナンが大陸に渡った事でウエルト周辺の悪党どもが動き出すかも知れねえ。特にあの海賊……、うーん……名前が思いだせねぇ……

シゲン :メルヘンだろ。まったくふざけた野朗だったな

(名前が)

ホームズ :ああ、ヤツだけは許せねえ

(名前が)

ってワケでまだしばらくはウエルト周辺の掃除屋を務めるつもりのご様子、それが解ったところで話はリュナン達に戻ります。…しかし、あのゴツさ全開のオヤジ顔で”メルヘン”ってかなり破壊的な名前ですね、こいつはメチャ許せんよなぁ?

・んで、海上を進むリュナン達はマール王国に上陸、”マール”と呼ばれるからにはきっと人形使ったり歌って踊ったりする国なのでしょう、もちろん通貨単位はイノチウム(誇大妄想)。何故か港でエンテの知り合いの魔道士が仲間に入ります。

歩兵はもういらないんですが…

せっかく使わない歩兵を大量に島流しに処したと言うのに、なんでまたすぐに参入しやがりますか? …とは言っても、物理アーマー系を潰すのに必要なのは確かなので、まぁ、とりあえず置いておきますかねぇ。どうせ安全確保しすぎてちっとも戦列に出れないか、もしくは戦線にでて即死の2択しかないと思いますけど。「騎兵大好き、って言うか馬乗ってないヤツなんか使わねぇ」人間な私にとって無為なイベントが終ったところで先に帝国側のイストリアを蹴散らし祖国マールを奪還していたリチャード王子と謁見、イロイロとあった末に互いの利益のために同盟を結びました。んで、ついでにリチャードが擁しているティーエ姫とも話す事に。

リチャード :リュナン殿、ティーエ殿下は偉大なる聖王国レダの正当なる後継者。どうか失礼の無いようにお願いいたしますぞ

リュナン :…承知いたしました

んでティーエ登場

ティーエ :リュナン様。トレンテ侯爵の娘、ティーエと申します

リュナン :ティーエ王女、君はイストリアを征服したのちどうするつもりだ?

それが”失礼の無いように”ですか?

なんだかスゲぇ失礼極まってるような気がするんですが…。でも、まぁ、ティーエはあまり気にしてない様子でサラっと受け流し、自分の願いはグエンカオスの打倒ただそれだけだと教えてくれました。んで、話が済んだところでマール王宮を去り、リュナン達は背後のイストリアをリチャード達に任せて大陸本土目指してまた歩き始めます。

・外大陸から島大陸へと進むため唯一の道を進んでセネー海を渡ろうとしますが、敵もさすがにバカではないので帝国軍がしかりと配置されてて戦闘突入〜。北側が草原、南側が砂丘、と言う極端なMAP構成の上に自軍が初期配置の段階で2つに分断されてやがってチョイと厄介な感じです。それと大昔にメルを逃がした後で逃亡したナルサスが何故か砂丘の真中にいて

ナルサス :だめだ……もう歩けねえ……、このままじゃ干からびて美形のミイラになっちまう

などと相変わらずのナメた発言をしてやがりました。とりあえず、ステータス画面を確認したらリュナンと話がしたいようなので、後で敵の殲滅が終了したら向かわせてみましょうかね。んで、地形の確認が終ったら進軍開始、ウエルト王宮前の闘技上で「無駄無駄無駄ァァァ」な勢いでレベル上げまくった騎兵団(ラフィンロジャージークナロン)がいるので敵は全部「貧弱貧弱ゥゥゥ」だったのでさしたる苦労もありません。アッと言う間に草原の兵団を粉砕し砂丘の奥から現れた増援の騎兵団もジークが1人でポールアクスを振り回して斬イベントのあとで砦の奥に現れた暗黒司祭もナロンの槍がキュピ〜ンっと光って1撃即死。いやぁ、強い騎兵って本当に素晴らしいですね。いや、まぁ、某スパロボシリーズとは違って攻撃全回避とかはさすがに無理なんでメルエンテの杖回復はしてましたが、それでも十分すぎるほどに破壊的な強さであり、延々と闘技場で10時間近くもレベルを繰り返してた甲斐があるってモンです。この戦功によりナロン”ナロンA(エース)”と呼ぶ事に自分の頭の中で勝手に決定したりしながら、掃討が完了したところでリュナンナルサスと話させます。

リュナン :ナルサス!? どうした、こんなところで?

ナルサス :ぜーぜー……。み、みずを……

オイゲン :貴様、盗賊ギルドのカギを探しておったのだろう。お目当ては見つけたのか?

ナルサス :ンなもん……しらねぇよ……。頼む……みず……

オイゲン :ならば探して来い。見つけてきたら水をやろう

鬼ですか?

ナルサス :じ、じいさん……カギは見つけるから先に水をくれ……

オイゲン :うん? 人にモノをねだるのにその口の利き方はなんだ?

鬼ですね

う〜ん、この爺様のキャラがいまだによく把握できませんが、どうも歴代の補佐官キャラで1番ダメっぽいですねぇ(ヌケサクだし、って言うか戦場に出れないし)。とりあえずナルサスに水を与えて仲間に、本当に目印も何もないのでどうしたモノかと思いましたが敵の掃討はもうすっかり完了してたのでゆっくりと(絨毯爆撃的に)カギを探して見事回収です。砦の制圧後、暗黒司祭にやられたハズの帝国指揮官から「カナンを救ってくれ」の言葉とともに”鋼の盾”を受け取って帝国がもしかしたら内部分裂気味な事をリュナン達は知るのでした。んで、戦闘終了後

オイゲン :リュナン様、大変でございます

リュナン :うん? ……どうしたんだ、オイゲン

オイゲン :ナルサスに逃げられました。私が付いておりながら、申し訳ございませぬ……

リュナン :ははは、そんなことか

べつに変装の名人なんてあんまり使う気が無いんでそれだけなら何の問題もないんですが、でも悪い知らせはまだ続いて…

オイゲン :いや……なんとお詫びしてよいやら。ヤツに軍資金を持って逃げられました。手持ちのちょうど半分を

なぬ〜

最近ずっと補給しないで戦ってたんでそろそろ武器の交換次期ですよ? 武器が無かったら敵を倒せませんよ? でも、まぁ、文句言ってても金は戻ってこないので、このまま進んで何とかなる…とイイですね。「必ず捕らえて処刑いたします」とかノンキな事を言ってるオイゲンに「それ以前に、まずテメぇが腹を切れよ…」と思いつつ歩を進めるのでした。

 

   Scene 10

・セネー海に囲まれた都市、セネー(そのまんま)。この一帯を支配するパブロフ伯(悪人顔)がお客様のカーネル卿(冬月顔)がお互いの悪行を「おヌシもわるよのう」、「いえいえ、お代官様こそ」ってな感じで会話してやがります。んで、カーネルは捕まえた反乱軍の娘をパブロフに預けて退散し、パブロフは反乱軍についての情報を引き出すために娘を拷問しますが…口を割らず。そこに場所を間違えて登場したミンツが牢屋へと娘を連行する役目を仰せつかりますが、どう見ても罪人には思えない娘の身を案じたミンツは「そのうち助けてやる」と約束して牢屋を後にします。

・さていい加減に完全な帝国領に侵攻しているリュナン達、”完全中立”の都市と”動かず”の兵団に接触しないように砦を目指しますが

間違って都市に踏み込みました

だって、ホラ、道がスゲぇ狭かったんでつい…。んなワケで都市を守る傭兵団との戦闘開始〜。エンテとかの非戦闘員(騎兵と公子以外全員)を後に下げて応戦します…が

間違って草原に踏み込みました

いや、まさかチョイと踏み込んだだけで反応するとは予想してかったですよ。とりあえず指揮官は踏み込んだ時に起こったイベントで去ってくれたものの、それでもまだ前門の虎に校門の狼な感じの状況に大差はなくって大ピンチ(助けてレイクエンジェル)。だが、こちらとてウエルトの闘技場で累々と数百もの屍を詰んだ戦鬼の集団です。何も恐れる事はない、全力で全てを粉砕するッ! っつーワケでまず目の前にいる傭兵団から処刑開始、名前持ちのシャロン(ヴァーチャルアイドル…と言うのはウソ)とビルフォード(金髪イヌ使い忍者…と言うのも嘘)も一応はリュナンで説得できないかどうか試したもののコマンドが出なかったのでそのまま抹殺し、残る一般の傭兵達もやはり闘技場で鍛えまくってたリュナンがキュピ〜ンっと”飛竜の技”を炸裂させまくって処分です。いやぁ、ここまで来て初めてリュナンが強いと思いました。これからは彼の事を”飛龍の拳”(字が違う)と呼ぶ事にします、今日から君も立派な龍戦士だ! そして憐れな傭兵の掃討が完了したところで草原からの騎兵団に向き直り、ジークが騎兵特効のポールアクスで大阪ドーム3杯分くらいのバッサリ感を発揮して片っ端から切り捨てたりロジャーも”疾風&必殺”の逆ギレ攻撃を発動させてバリバリ突き殺してたり。非常にイイ感じで応戦してたんですが、しかし、回復の合間に前線に出したアーキスが反撃で敵を倒しすぎてリタイア(死亡)です。…が、ココまで戦果を上げておきながらリセットする気にもなれなかったので「あぁ、やっぱクラスチェンジしないままの下級騎兵じゃ無理? っつーか再移動できないヤツなんかいらねぇ」とそのまま進む事に決定しました、南無三。

・傭兵も草原の兵団もすっかり掃討してしまったところで、今度は「あの娘が気になる」と敵前逃亡ブッこいたミンツを追って主力部隊は砦の方へ。その間に非戦闘員でMAP冒頭の会話で大人しそうな娘がいたら誘拐して売り飛ばそうと企む悪徳酒場を訪れてみました。先鋒はエンテから

女将 :ふーん……、少し気が強そうだねぇ……

次鋒、ケイト

女将 :ふーん……、少し気が強そうだねぇ……

中堅、メル

女将 :ふーん……、少し気が強そうだねぇ……

副将、メリエル

女将 :ふーん……、少し気が(以下略)

大将、ラケル

女将 :ふーん……(以下略)

最後、エステル

女将 :(以下略)

…どうやらリュナン部隊にいる女性キャラは全員とも気が強いらしいです。その後、街の奥にもう1軒だけ開いてる家を見つけたので侵入すると…そこではとても貴重なクラスチェンジアイテム”飛竜の笛”が1万Gで売られたので、つい、買ってしまいました。でもよく考えたらナルサスに資金の持ち逃げされてるから本当はそんなモン買ってる余裕なんてどこにも無いんですよね…、しかも、もっとよく考えたらサーシャは昔に”天馬の笛”もらうの忘れててペガサスナイトになってないし最初ッからペガサスナイトのマーテルはイスラに島流ししたのでこっちにはいないし「結局のところ誰も使えない」と言うとても困った結論に到達したのでした、やれやれ。んで、気の強さ選手権やったり盗品に大金払って財政状況を悪化させたりしている間にミンツとそれを追うリュナン(と騎兵)は砦に到着。ちょうどあの捕らえられていた娘が火刑に処されようとしていたところでしたが、さすがのパブロフも敵が目前に迫ったとあっては自分の趣味(火刑)にかまけてる場合ではないと気付いたらしく武器を取って出陣してきやがりました。でも、次の瞬間にナロンの槍がキュピ〜ンっと光って突き殺してました、万歳。そして制圧後、敵前逃亡とかやらかしたおかげでもう帝国軍には戻れそうに無いミンツを仲間に加えたら、さっきまで「完全中立」とか言ってやがったクセに帝国軍を打ち倒した瞬間に態度が変化した市長に嫌気がさしながらも歓迎の宴に参加します。んで、パーティー会場にて

リュナン :ナロンは大人しいんだね

ナロン :リュナン様……、僕はこういう場所が苦手なんです。それに、まだあまりお役にもたてないですから……

本気で言ってますか?

もうとっくの昔に50人以上殺してその手を血で鮮血で染めてたハズなんですけどねぇ…(さっきも”必殺”しまくってたし)、どうも彼は殺した相手の事をさっぱり覚えてない悪党のようです。リュナンに励まされて「頑張ります!」と答えるナロンに「これ以上にがんばったら1人で一個師団を撃破するような一騎当千野朗になるんじゃないのか?」と思いつつ、宴の夜は更けてゆくのでした。

クリアしてから解ったんですが、説得できないと思って突き殺したシャロンビルフォードはやっぱり仲間にできたらしいです。だって、ラフィンで説得できるなんて普通にやってたら気付きませんってば…。まぁ、基本的に馬に乗ってないヤツは使わないからイイや(そろそろヤバいかも…)

 

 

 

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