FF9 プレイ日記 DISC2
Step 9
・ベアトリクスに敗れたジタン達はさておき、今度は鉄馬車に乗ってアレクサンドリア領を目指すガーネットとスタイナーの番です。山頂の駅に着いてアレクサンドリア側へ戻ってきた事を喜びますが、目的地の城はまだその姿を見せず、もうしばらくは旅が続きそうですね。アレクサンドリア行きの鉄馬車が到着するまでの時間を休憩室で待ちます。
駅員 :アレクサンドリア方面行きの方はもうしばらくお待ちくださいませ
<プシュー>
ガーネット :今の音は?
駅員 :リンドブルム方面への鉄馬車が出発したようですね
謎の声 :乗り遅れたずら〜!!
「ずら」? なんだかこんなしゃべり方のヤツが昔いたような気が…。そう思って表に出てみると、いました。
シナ :乗り遅れてしまったずら! どうするずら!?
マーカス :そんなこと言われても知らないっスよ……。 シナさんが景色ながめながら南ゲート名物『まんまるカステラ』食べたいなんて言うからっス
う〜ん、懲りないオヤジですねぇ。きっとバレたらバクーに怒られるんでしょうが、優しいマーカスは「内緒にしておく」と言いました。
シナ :おお、ありがたいずら! そうと決まればもう1個『まんまるカステラ』食べるずら!
…本当に懲りてねぇな
「やれやれ…」と言いながらもマーカスは売店へと走ったシナを追います。そして、それを見たガーネットも再び休憩室へ。すると、スタイナーが2人を怒鳴りつけていました。
スタイナー :おのれ悪党!! しょうこりもなくまだ姫さまの誘拐を企てるか!
シナ :誰ずら? このブリキのおもちゃみたいなのは
…ディズニーに怒られますよ?
特に「おもちゃみたいなのは」ってのは、顔がそっくりなだけにヤバいような気が…。
スタイナー :ええい、忘れたとは言わせぬぞ!
シナ :ああ、思い出したずら! あの芝居の下手な騎士ずら!
なんだかとっても失礼な覚え方をされているようですねぇ。まぁ、本当の事なんですが。怒るスタイナーをガーネットが逆に叱っていると、その間にアレクサンドリア方面行きの鉄馬車がやっと到着します。そして、列車に向かうシナとマーカスの会話からマーカスが同じくトレノを目指している事を聞いたガーネットとスタイナーもまた後を追いました。列車の中でマーカスに話を聞くと、魔の森で石化したブランクを助けるために必要な”白金の針”を求めてトレノへ向かうのだとか。その事を聞いたガーネットが同行を申し出ていると急に列車が停止、確認のために外へ出た車掌は
車掌 :ひゃ〜!! オバケです! とんがり帽子のオバケが線路に飛び出して来て……
と言いながら逃げ帰ってきました。「とんがり帽子」に反応して飛び出すガーネットとスタイナー、さらに理由が解らないままのマーカスも後を追って外へ出ます。すると、そこにはカーゴシップでの南ゲート突破時にクラッシュしたハズの3号機がいました。
ガーネット :ねぇ! あなたに聞きたいことがあるの! いったい何のために私を……?
マーカス :もうムダっス! 何を言っても通じないっス!!
黒のワルツ3号 :ジャまスるものワ……しょウキョ!!
で戦闘開始。
って、弱すぎ…
いや、「ガーネット達が」ですけど。さっきまでの無駄にレベルを上げまくっていたジタン達とは違って、こっちは別れて以来初の戦闘です。って事は、当然ながらレベルの方もあの当時のままなのでした。ガーネットは回復&補助、スタイナーは通常攻撃(ビビがいないから)、そしてマーカスは”ぬすむ”で無事に撃破します。う〜ん、やっぱ白魔法があると楽ですね。そして、
マーカス :なんだか……ちょっと変わったっスね
ガーネット :変わったと言えば、もう戦闘だって慣れたし、足手まといにはならないわよ
マーカス :しかたがないっスね…… ダメって言ってもついて来そうっスし……
再び動き出した列車の中で同行する事が決まるのでした。
・長かった南ゲートの旅はついに終わり、平地を抜けてトレノに向かいます。途中で何故かいきなり夜になったのは無視して街に入ると、”白金の針”の入手法を巡ってスタイナーとマーカスの口論が始まりました。
スタイナー :かっぱらう、とはなんと下衆な!
マーカス :勝手についてきて 人の商売にケチつけないで欲しいっス
んで、そのスキにガーネットは街へ。さらに、その事に気付いたスタイナーが驚いているスキにマーカスも街へ。広場にはスタイナーだけが残されます。店で装備を整えたり、武器屋のしたにいるモンスターに挑戦してあっさり撃破されたりしながらガーネットの姿を探していると、水辺にある屋敷に迷い込みました。そして、そこの主(鳥顔)に話しかけると、
クイーン・ステラ :おお、そなたは星宮アリエスを持ってるザマスね ほうびをとらせるザマスからそれをよこすザマス
…すごい言葉使いですね
特に「よこすザマス」あたりがちっとも上品語になってないような…。このまま持っていても意味が無さそうなので、「ほうびをとらせる」の言葉を信じて捧げる事にします。
クイーン・ステラ :クェーッ、クェッ、クェッ! ほうびはそこの召し使いから受け取るザマス!
さすがは鳥人間コンテスト!
(記録は365mです)
「クェッ」ってな笑い方のおかげでカケラほども人間には思えません、それでなくても十分に立派な鳥顔ですけど。召し使いから褒美をもらって捜索続行、オークション会場にてガーネットとの合流に成功したら今度はマーカスを探します。しかし、その前にチョイとオークションにでも参加してみましょう。幸いな事にジタン達が無駄に稼いでいてくれたおかげで5万くギルらいは溜まってます、これだけあれば何か競り落とせる事でしょう。
オークション結果
ミニシド - 2900で落札
ドーガの魔導器 - 8600で落札
ウネの夢幻鏡 - 12700で落札
リフレクトリング - 15500で落札
あははー、つい勢いで全部買っちゃいました。しかし、実戦で役立つのは””リフレクトリング”だけだったりするので、4万近くも投資した割りにはかなり無駄っぽいですけど…。資金が尽きたところで捜索を再開し、宿屋の地下にてマーカス、さらにバクーと合流するのでした。
・場面は変わってオークションのあった屋敷へ、さっきのオークショニアと何故かクジャがいます。
オークショニア :ブルメシアの方はいかがでございましたか?
クジャ :悪くないよ……臭気をまきちらすネズミどもと あのみにくい象女さえ視界に入らなければ、だけどね
ずいぶんとヒドい表現しますね
(でも本当の事です)
クレイラ侵攻のための準備をオークショニアに指示したクジャは、先刻までここにいたガーネットの事を思い出し、天を仰ぎながら
クジャ :キミの帰るべき巣はここじゃない、キミのママが待ってるおうちに帰るんだ。 そうしたら僕も やさしく迎えてあげるよ
もしかしてキチガイさんですか?
(もしかしなくてもキチガイさんです)
まぁ、それはともかくとしてクジャがかなりの重要人物なのはよく解りました。このキチガイぶりをもって今後の物語にどう絡んでくるかが楽しみです。
・天に向かって話すクジャはさておき、”白金の針”を目指して水路を移動するガーネット達に戻ります。目的の屋敷に侵入し白金の針を探していると、ちょうど屋敷の人間がやってきてしまいました。そして、隠れて様子を窺った後、いきなりガーネットが飛び出します。
ガーネット :お久しぶりです……トット先生
トット :ひ、姫さま! ガーネット姫さまではありませぬか!
スタイナー :まさか、トット殿とは!
誰っスか?
勝手に感動の再会を喜ばれてもこっちは全然解らないんですけど…。
スタイナー :トット殿は、姫さまの家庭教師をなさっていた、それはそれは高名な学者殿なのである!
トット :そのむやみにかた苦しい口調はスタイナー殿ですな? お静かに……店の者が目を覚ましてしまいます。
あぁ、「むやみに」って言われちゃったよ…。がんばれスタイナー、へたするとディズニーに怒られるぞ(関係無い)。事情を説明していると危惧したように店の者が起きてきてしまったので、「後で届ける」と言うトット先生の言葉を信じてひとまず撤退しました。んで、宿屋にいるバクーにこの事を説明すると、
バクー :それで…… そのポッポってのが白金の針をくれるってんだな?
マーカス :……トットっス
バクー :お姫さまがいなけりゃ おめえなんぞに白金の針はくれねえだろ? てことだ、お姫さま 白金の針のためにそのチッチの所まで頼むぜ
マーカス :……トットっス
ガーネット :言われなくてもそうするわ
バクー :ま、とりあえず一休みしてから行きな そのピッピもそうそうすぐには準備できねえだろうしな
マーカス :……トットっス
もしかしてアホですか?
(もちろんアホです)
ジタンのボケもかなりキてましたが、そのボスともなるともっとキてるようですねぇ…。
・宿屋で一休みしたら合流指定ポイントである町外れの塔へ、ガーネット達が手を汚す代りにトット先生がかっぱらってきてくれた”白金の針”を受け取ります。そして、昔話と共にアレクサンドリアへ戻らなくてはならない事を告げると、トット先生が「この塔の地下にアレクサンドリアへと繋がる交通手段が存在している」と教えてくれました。少しでも早くアレクサンドリア城へ戻りたいガーネット達はそれを利用するため地下に降ります。
トット :まずは連結変換して、ガルガントを中に引き込まねば……
…単語が全然理解できないっス
解らないモノの事を考えてもしかたがないので、まずはトット先生の言うレバーを探し出して作動させます。すると、遠くから天井を伝って超巨大な蟲が走ってきました。
ガーネット :な、何なの あれは?
トット :時刻もピッタリでございましたな! あれがガルガント、根をつたう 巨大な虫を使ったトロッコにございます
まさか「アレに乗れ」と?
かなりイヤなものがあるんですが…、途中で襲われたりしませんかね? 指示に従って今度は別のレバーを操作して動きを止め、そのスキに蟲の背中から吊り下げられた座席へ乗り込みます。最後にトット先生が再びレバーを引いて仕上げ完了、ガーネット達を乗せた蟲はアレクサンドリアへと向かって走り出します。途中で進路妨害をしてくれたミミズみたいな化け物をあっさりと追い散らして到着、やっとアレクサンドリアへ戻って来れたようです。しかし、肝心のアレクサンドリアの”どこ”なのかが全然解りません。しかも、とりあえず進もうと踏み込んだその瞬間に足元から柵が飛び出て閉じ込められてしまいます。そして、やってきたソーン&ゾーンに関係無さそうなマーカスともども捕まってしまうのでした。
Step 10
・さて、宮廷道化師なんかに捕まってしまったガーネット達はさておき、今度はブルメシアでベアトリクスに撃ち払われたジタン達の番です。ようやく”ストックブレイク”の衝撃から復帰した3人、ブルメシアは破壊されましたが残るクレイラを守るために砂漠の大砂嵐へと向かいます。吹き荒れる砂嵐をくぐって中へ、見上げると目の前に巨大な樹がありました。
マナの木ですか?
きっと、ジタンはジェマの騎士でガーネットは種の一族なのでしょう(妄想)。ってのはさておき、砂が流れる樹を登ってクレイラの街に入ります。街の入り口で待っていた神官の話によると、どうやらブルメシア王は無事にここまで逃げてこれたようですね。フライヤは王に呼び出されて謁見に向かい、残された2人はフライヤを待つ間に街の案内をしてもらいました。水車のある広場、市街、風車のある広場、展望台、大聖堂を見て回ったら再び街の入り口で案内終了です。案内が終わったら「もう1回案内してもらおうかな?」とか言ってるビビと別れて街へ、謁見がそろそろ終わっているかもしれないので大聖堂に向かいましょう。っと思ったら、その間にビビのATEが発動!
<ATE :嫌わないで>
ブルメシアの民レアリー :そ、それ以上、近寄らないでっ!
ブルメシア兵士ダン :やっぱり俺たちを襲うつもりだったのかっ!?
<ATE :ボ、ボクは何も……>
ブルメシア兵士ダン :言ってみろっ! 何故ブルメシアを襲ったんだっ!?
ブルメシアの民レアリー :こん畜生!!
レアリーの子供(1号) :コンチクショウ!!
レアリーの子供(2号) :こんちくしょう!!
かなりヒドい迫害を受けてるようですが、それよりも「コンチクショウ!!」って言葉が某”マサルさん”を思い出させる事の方が個人的には重要だったりします。すっかり魔道士人形と勘違いされているビビは無視して、大聖堂に向かう途中で風車のある広場の神官に話を聞いてみました。
砂の神官サトレア :クレイラへお客様が来られるのはかれこれ百年ぶりになります
あれ? でも、さっき案内してくれた神官は「お客様を案内したのは久しぶり」って言ってました。…もしかしてさっきの神官様って100年以上生きてるんでしょうか? ネズミの生態って謎が多いですねぇ。 大聖堂に行ってみたもののまだ謁見は終わってないらしく、神官に「宿で待っててくれ」とフライヤからの伝言をもらいます。言われたように市街にある宿屋へ向かうと、ちょうど下からブルメシア兵が走ってきました
ブルメシア兵士ダン :こ、子供が、アントリオンに襲われてんだっ!
夜の神官ドネガン :アンントリオンが!? いつもは、おとなしくしているのに、どうして……
ブルメシア兵士ダン :なんとかして、あの化け物をおとなしくさせられねえのかいっ!
夜の神官ドネガン :取り急ぎ私は、大司祭様にご報告しておきます
そして、神官様は大聖堂の方へゆっくりと歩き出すのでした。
…って、ちっとも急いでねぇよ
この調子だと報告が終わる頃には子供がすでに食われてそうです。しかたがないので救援を求めるブルメシア兵に先導されて街の入り口へ、見るとたしかに子供が捕まってますね。ビビは先に来ていたようですが、アントリオンの姿を見て腰を抜かしてます。
パック :ぎゃ〜、助けてくれ〜〜〜っ!
ビビ :あううう〜〜〜
ジタン :おい、しっかりしろよ! いま助けるからな!
そして、話を聞いたフライヤが後ろから駆けつけました。
フライヤ :ジタン、まだ子供は大丈夫か!?
ジタン :ああ、大丈夫だ!
パック :ダイジョウブじゃないゾ〜〜〜!!
非常に生意気っぽいので一気に助ける気が薄れました…。
フライヤ :その声は!? もしや、パック王子ではありませぬか!
パック :おお、フライヤ! 久しぶりじゃの〜!!
助けるの中止してイイですか?
この非常時に世話話なんかしてる余裕があるとは…。と思っていると、いきなりアントリオンがパックを放り投げて開放したので助けずに済みますが、逃げる間もなく襲われたので戦闘開始です。んで、”サンドストーム”で死にそうになりながらも撃破すると、礼もいわずに走って逃げやがりました。と思ったらいきなり戻ってきます。
パック :ビビ! 元気でな!
ビビ :あの子、ボクの初めての友達なの
……もしかして、ビビと一緒に芝居をタダで見ようとした”ネズミの子”ですか? まさかアイツが王子だったとは…、世の中には解らない事がいっぱいですね。ビビは「ちょっと追いかけてくる! 」と言って飛び出します。いきなりに場所は移って大聖堂、ブルメシア王にパックの事を伝えていると
クレイラ大司祭 :フライヤ様、我々はこれから古来より伝わる砂嵐の力を強めるための儀式をとり行います。 そこで、竜騎士であるフライヤ様の力を加え より強力な砂嵐を作りたいと思うのですが……
フライヤ :ブルメシアとクレイラがひとつだった頃から伝わるあの儀式のことですね、わかりました
どうやらフライヤも”儀式”とやらに参加する事になったようです。4人の神官とフライヤで隊列を組んだら儀式開始、ハープの音に合わせて踊りが始まります。ちなみに、この踊りは”上体を動かさずに足だけを動かす”と言うモノ。
…コサックダンスですか?
きっと、フライヤは「オレは赤きサイクロン」とか「筋肉にまさるモノなし」とか言ってるのでしょう(妄想)。ってのはさておき、もう少し足を前に出して、ついでに腕組みしてしまえば本当にそんな感じです。しかし、踊りが終わったと同時にハープの弦が切れ、さらに強化されるハズだった砂嵐までもが消滅してしまうのでした。
・さて、場面は変わって今度はアレクサンドリアのどこか。捕らわれのスタイナーとマーカスが牢の中で暴れていますが、いくら「姫さま〜、いまお助けにいきますぞ〜〜〜っ! 」と叫んだところで何もできません。んで、肝心のガーネットの方はと言うと、自室(確証無し)らしき場所でブルメシア侵攻の事、自分達を捕らえた事、イロイロとブラネ女王に聞かなければならない事を整理していました。すると、いきなりソーン&ゾーンが部屋に入ってきてガーネットを強制連行しようとします。
ガーネット :いいかげんにしろよなコノヤローッ!!
ゾーン :なんでおじゃるか? いまの言葉は
ソーン :難しくて理解できないでごじゃるよ
アホですか?
う〜ん、どうやらジタン直伝の俗語は理解されなかったようです、さすがは”おじゃる丸ズ”ですね。 って言うか、確実にこっちがバカにされているッ! 結局はガーネットの抵抗も空しく連行されてしまいました。ブラネ女王と挨拶を交わしてブルメシアの事を質問すると、「こっちに攻めてきそうだったから先手を打って滅ぼした」とか言いやがります。えぇ、そうですね、最初はみんなそう言うんですよ。そして、ガーネットがそれについて追求しようとすると後ろからクジャが登場します。
クジャ :ちょっと僕も、そのお芝居に混ぜてもらってもいいかな?
ガーネット :お芝居?
クジャ :そう、とても美しい物語のお芝居……。 白馬に乗った王子と…… 見目うるわしき王女の悲恋の物語……
あいかわらずキてますね
その後、「さあ僕のかわいい小鳥よ」などとワケの解らない言葉を吐き散らしつつ、嫌がるガーネットに魔法をかけて無理矢理に鎮圧してしまいます。そして、動かなくなったガーネットはソーン&ゾーンの儀式によって体内から召還獣を抜き出されてしまうのでした。
・場面は再び変わってクレイラ、またジタン達の話に戻ります。砂嵐の消滅を不安に思ったジタンとフライヤは街から下りて様子を窺ってくる事にしました。すでに侵入していたアレクサンドリア兵を倒しながら先へ進んでいると、敵の現れ方の不自然さにフライヤが疑問を持ちます。でも、個人的には登場したアレクサンドリア兵の装備がファンタジー系女性戦闘員の慣例に従っていた事の方が遥かに疑問なんですけどね。だって、兜と胸当てと盾以外の防具がないんですもの、そんな軽装じゃ死ぬってば…。んで、立ち止まって考えていると後ろからパックが走ってきました。どうやら陽動にハメられたらしいですね、急いで町へと戻ります。その頃、街では空間転移機能を持った新型の魔道士人形によって住人(それと難民)が次々と処分されていました。まずは街の入り口で魔道士人形とアレクサンドリア兵を撃破して追われていた巫女2人を救助します。
ジタン :ちっくしょう、調子に乗りやがって! 街のほうは大丈夫か?
奥に進んで水車のある広場へ、、ちょうど上から神官2人が逃げてきました。
ジタン :くそっ、アレクサンドリアのやつらめ!
樹の神官ウィラン :どうしましょう……
砂の神官サトレア :どうしましょう……
ジタン :ここで悩んでいる時間はもう無い!
逃げる方向を指示する選択肢が出ました。
ジタン :上の方へ逃げよう!
ジタンの指示に従った神官達が階段を上り始めた瞬間に魔道士人形がフォールドアウト、魔法の直撃を受けて2人はリタイヤ(再起不能)です。
オゥ、ミスった
んで、魔道人形を葬ったら
ジタン :いそがないと王や大司祭たちが!
と、目の前で死んだ神官達の事はさておき市街へと向かいます。すると今度はブルメシア難民の親子が逃げてきました。
ブルメシアの民レアリー :あ、あの……、ウチの主人を見かけませんでしたか?
ジタン :いいや、見てないぜ……
などと話している間にまた魔道士人形が転移してきます。
ジタン :ここは危険だ!
またも選択肢の登場、今度こそは…。
ジタン :右の階段を上って逃げよう!
しかし、向かった階段にも別の魔道士人形が出現。
ジタン :やっぱりそっちはダメだ! こっちの方から逃げよう!
ってワケで、結局は左の方へ逃げる事になります。そして、逃げた母子を背負ったジタンが戦おうとしていると、
ブルメシアの民レアリー :うちのひと……、まさか…… 化け物たちにやられたんじゃ……
ジタン :おい何やってんだ!? ここはオレにまかせて、早く逃げろ!
しかし、ジタンの言葉が聞こえない状態になっているようで、魔道士人形の前に出ます。
ブルメシアの民レアリー :あなたたちが、うちのひとを殺したんじゃないでしょうね!!
ジタン :あぶないっ!
魔道士人形が言葉で答えるハズも無く、代りに魔法で応答して直撃を受けたレアリーはリタイア(再起不能)です。
オゥ、ミスった
ジタン :いったいどうすりゃ、この街を救えるんだっ!
まぁ、私が選ばなきゃ助かるんでしょうけどね、だって悪運強いから…。魔道士人形を撃破したジタンはそう叫んで子供の後を追いました。
ブルメシアの子カブ :お兄ちゃん、はやくぅ!
ブルメシアの子コブ :どっちに逃げればいい!?
まだ私に選ばせますか、死んでも責任持ちませんよ?
ジタン :上の階段を登って逃げよう!
子供達が階段に向かうと、ちょうど上から逃げる巫女とそれを追う魔道士人形が現れました。針路変更した子供達は右の方に逃げて、残ったのはジタン達と巫女と魔道士人形。
月の巫女クレア :ここは私が食いとめます!
ジタン :おい、何言ってんだ!? 待て、無駄死にするな!!
ジタンが止めるのも聞かずに特攻してリタイア(再起不能)になりました。
ジタン :てめえらには、心ってものがないのか!?
って言うか、全てオマエの責任だよ…
まぁ、1/2と1/2と1/3の確率(約8%)を突破した事になるので、逆に考えればかなり運がイイのかもしれませんけど。
ジタン :こどもたちは守ってやるからな!
散っていったクレアのに誓うジタン。えぇ、ちゃんと守れる…とイイですね。逃がした子供達を追って展望台のあるエリアへ進みます。
ブルメシアの子(1号) :ここなら、あんぜん?
ブルメシアの子(2号) :もう、おばけは、こないよね?
ジタン :どうだろう……
ここでさらに選択肢が登場しました。
まだ死者を出させますか?
少し考えてから今度こそ裏目が出ないように安全そうな方を選びます。
ジタン :まだまだ安心はできないな…… おまえたち、気を抜くんじゃないぞ!
ジタンの言葉を聞いて子供達は泣き出しました…が、どうやら魔道士人形は出現しないようです。やれやれ、やっと助かったか…。
花の巫女シャロン :やはり、まだ安心はできないのですね
フと横を見ると、最初に逃がしたハズの巫女2人が展望台から出てきやがりました。
ジタン :なんだ、まだ こんなところにいたのか?
水の巫女シャノン :ええ、私たち、 この場所がとっても好きですの
…月にかわってお仕置きしますよ?
この非常時になんとのんきなッ! 少しは(無駄に)犠牲になった月の巫女クレアを見習ってくださいよ、ねぇ? いや、別に「無駄死にしろ! 」って意味じゃないですけど。子供と巫女(このままココで死んだ方が幸せなのかもしれません)を引き連れて、少しは防戦に適した場所だあろう大聖堂へと逃げ込む事にしました。そして、大聖堂の前で救助した子供2人と巫女2人を見て
ジタン :生き残ったのは、これだけか……
…だから、オマエのせいだってば
自分の指示ミスで死者が続出したのをすっかりお忘れになってるようですね。って言うか、まぁ、全部私の責任なんですが…。んで、気を取り直して大聖堂の中に入ろうとするとまたも魔道士人形が転移してきました、しかも今度は完全包囲です。
ジタン :くそぉっ、守りきれるかっ!?
その瞬間、謎の声が…
謎の声 :邪悪なる者たちよ、そこまでだっ!
声のする方向を見上げると、大聖堂の屋根の上に槍を携えた謎の人物が立ってやがりました。
謎の人物 :この槍が折れぬ限り、この地を奪うことはできない!
<大ジャンプから着地、そして謎の構え>
突如あらわれた男 :きたえ抜いたわたしの槍の前には、おまえ達など薄葉も同然!
<ザシュッ>
<ドシュッ>
<ズバァ>
時代劇のようなセリフを吐き散らし、飛び跳ねながらジタン達を取り囲んでいた魔道士人形3体を一瞬で倒してしまいます。まぁ、別に助けてもらわなくても今の戦力なら圧勝だったんですが…。そしてまた謎の構えを取りながら、
突如あらわれた男 :さあ、早く逃げるのだ!
…すいません、誰ですか?
って言うか、さっきからずっとやってるその珍妙なポーズの方がよっぽど気になりますけどね。”ヒーロ立ち”をしてた事から考えて、きっと”黒い兄弟”って名前だったり、ゲルマン忍法の使い手だったりするのでしょう(妄想)。とりあえず、助かった事には間違い無いので少しばかりの礼を言って大聖堂の中へと駆け込みます。
・先刻の”突如あらわれた男”の正体は、国を出て以来ずっとフライヤが探し続けていた恋人のフラットレイでした。しかし、肝心のフラットレイはフライヤの事もブルメシア国王の事も、全てを忘れてしまったようです。フライヤが「冗談にしては笑えぬ!!」とキレそうになったりしていると、後ろからパックが説明のためにやってきました。どうやら、フラットレイを発見したのはパックであり、その時点ですでに記憶喪失になっていたらしいです。そして、
フラットレイ :では、私は失礼する
その言葉だけを残して現れた時と同じように飛び去りました。パックがフラットレイを追って飛び出すのと入れ替えにビビが入ってきます。
ビビ :あれ? もしかして、泣いてるの、フライヤ?
フライヤ :幾度となく夢にに見た男にやっと出会えたというのに…… その男は私のことをこれっぽちも覚えておらんかったのじゃ!
なんだかトランスできそうなくらい怒ってるような気が…。気を取り直して体制を立て直そうとしていると、後ろから悲鳴が聞こえてきました。
クレイラ大司祭 :ひえぇ、命ばかりはお助けを……!
振り向くと、そこには腰を抜かしている大司祭に向かって剣を突き付けているベアトリクスがいました。う〜ん、いつの間に忍び込んだのでしょう? そして、ハープに取り付けられていた宝珠を手にして
ベアトリクス :この宝珠さえ手に入れば もうこの街などに用は無い!
とだけ言い残して竜騎士なみの大ジャンプで飛び去ります。…って、ちょっと待てッ! その剣力と陰身の技があれば1人で十分だったのでは? 別に陽動でアレクサンドリア兵を無駄死にさせたり、魔道士人形で住人を殺めなくても達成できていたのでは? 走り去るベアトリクスを追うジタン達、ちょうど大聖堂を出た所で追い付けました。
ジタン :待て、逃げる気かっ!
ベアトリクス :ふふっ…… ブルメシアで私に負けたことを お忘れになったわけではないでしょうね?
フライヤ :なにを申すか! あの時、 とどめを刺さなかった自分を悔いるのじゃ!
ってワケで、雪辱戦開始ッ! あれ以来かなり無駄な戦力強化を続けてきたので今回はかなり良い戦いっぷりです。ビビの中魔法、フライヤの”レーゼの風”、どう考えても殺人技なスキル”マンイーター”と、持てる力の全てを使って応戦し、ついに”ケアル”を使わせるまでに追い詰めましたが、
”ストックブレイク”発動
ついでにフライヤのトランスも発動
でも戦闘は強制終了
…だったらトランスさせるなよ。そして、またしても剣技に屈している間にベアトリクスは魔道士人形と融合して転移して姿を消します。しかし、何故か今回は復帰が異様に早く、決意を固めたジタン達もまた同じ方法で後を追うのでした。
・場面は変わってアレクサンドリア軍の旗艦レッドローズ(あの外見を考えると”ラフレシア”とかの方が似合ってる気もしますが)に移ります。デッキに出ているブラネ女王がガーネットから抜き出した召還獣の威力を試そうと、クジャから教わったようにダークマターに呼びかけます。
ブラネ :さあ、オーディンよ! おまえの剛力を見せておくれ!!
すると、空が割れて6本足の馬に乗ったオーディン様が登場しました。
…って、悪鬼ですか?
なんだかメチャ凶悪なデザインになってるような気が…。おかしいなぁ? なんで北欧神話の主神がこんなヒドい扱いにされてるのかしら? そして、クレイラに向かって槍を投げると大爆発でクレイラは崩壊、オーディンはそのまま空へと還りました。爆発の感じから考えるに槍の質量欠損から生じる核爆発っぽいのですが、もし自分で召還した時にコレをやられるとそのエリアごと敵も味方も消滅しそうな気がしますよ? ベアトリクスを追っての転移中にその光景を見たジタン達はその威力の程に驚嘆します。ブルメシアに続いてクレイラまでも破壊されてしまったフライヤは激しく落ち込みますが、通路にアレクサンドリア兵の姿が見えたので物陰へ退避しました。そのまっまベアトリクスと兵士の会話を盗み聞いていると、ブラネに対してベアトリクスが疑問を持ち始めている事が解ります。んで、女王の元へ向かったベアトリクスを追ってジタン達も移動開始、またしても扉の影から盗み聞きをしました。
ブラネ :ガーネットの体から全ての召還獣を抜き出した後は あの小娘は、もはや用無しになるな!
ベアトリクス :ブラネ様、それはどういうことですか?
ブラネ :ガーネットは宝珠を盗み出した罪で処刑する!
ベアトリクス :いま、何と?
ブラネ :ええい、何度も言わせるな! このレッドローズがアレクサンドリアに到着したら、 ただちにガーネットは処刑すると申したのじゃ!
うわぁ、用無しになったらすぐに処分ですか、ヒドいですねぇ。
さすがはヒトでなしですね
この話を3人はガーネットを救うため、ビビの提案で来た時と同じように転移装置を使ってアレクサンドリアへ急ぐのでした。…tって、そんな事ができるのなら旗艦で女王自身がわざわざ出向かずとも、最初ッから一騎当千のベアトリクスだけを転送すればあっさり片付いていたような気が…。
・さらに場面は変わって、今度は捕らわれのスタイナーとマーカスの番です。ようやく脱出する事を決意したスタイナーですが、籠牢は中空に吊り下げられているのでこのまますぐには動けません。ってワケで、マーカスと共に振り子の運動を根気よく続け、牢を壁に激突させたら速攻で脱走開始です。って、あれ? 牢が壁をブチ壊すほどの威力だと、中にいた人間への衝撃力もかなりのモノだと思うんですが…。追手ののアレクサンドリア兵を蹴散らしつつ、まずは上の階へと抜けます。
マーカス :じゃ、俺は 兄キがいる魔の森へ急ぐっスから
スタイナー :うぬ〜っ、なんと薄情な!
怒るスタイナーを無視して立ち去るマーカス、それと入れ替わるようにレッドローズから転移してきたジタン達が出現します。そして、スタイナーにも事情を説明して合流してガーネットを探します。制限時間は30分、何を根拠に算出したかは知りませんがとにかく30分しか猶予はありません。先に進もうとすると追ってくるアレクサンドリア兵と、さっき行ってしまったハズのマーカスが見えました。
ジタン :マーカスじゃないか
マーカス :ここは俺にまかせるっス
さっきと言ってる事が違いますよ?
まぁ、援護してくれるって言うんですから問題無いですけど。マーカスはレバーを動かして防護柵を発動させ、後ろから来たアレクサンドリア兵を見事に閉じ込めてくれました。う〜ん、良い仕事してますね、顔はゴブリンみたいだけど。んで、今度こそ魔の森を目指すマーカスとは解れ、追走する警護兵を振りきって城内へと侵入します。
・昔の記憶を頼りにブラネ女王の部屋へ、奥に設置されていた灯りを調べると隠し階段が出現たのでガーネットの姿を求めて階段を降りていきます。そして、地下にあった部屋 の中で祭壇に横たわったガーネットの姿とその周りで飛び跳ねるソーン&ゾーンを発見して撃破、やっとガーネットを奪還できました。…が意識が無いようで、安全な場所までジタンが抱きかかえて運ぶ事になります。階段を駆け上がってブラネ女王の部屋へ、追手が無い事を確認してから動かないままのガーネットをソファに寝かせます。そして、このような事態に陥った事を悔やんでいると、後ろからソーン&ゾーンがベアトリクスを引き連れて戻ってきました。
ベアトリクス :お久しぶりですね、スタイナー。 これまで、どこへ行っていたのですか? まさか、このようなケダモノたちと 遊んでいたのではないでしょうね?
ジタン :なんだとっ! ケダモノはいったい どっちだと思ってるんだっ!
オマエらに決まってるだろ…
シッポ男にネズミ女、それに影顔人形とブリキのおもちゃ、この集団のどこがケダモノでないと言うのでしょうか? んで、ベアトリクスとの戦闘に突入しますが、いつものようにイベント剣技で強制終了させられてしまいます。
ジタン :ちょっと待てよ……。 女将軍である おまえの使命はなんだ? ガーネット姫を守る事じゃないのか?
違います
”将軍”の仕事は主君と国を守る事に決まってるじゃないですか…。急にオカシな発言をかましたジタンはさておき、ソファの上に力なく横たわるガーネットに気が付いたベアトリクスは飛空艇でのブラネの言葉が本当だった事を知ります。とりあえず、ガーネットの意識を戻すために魔法をかけますが、宮廷道化師のかけた魔法が予想外に強かったらしく3回目でようやく成功しました。全員でガーネットの復帰を喜んでいたのも束の間、騒ぎを聞きつけたブラネ女王がやってきましす。そして、目の前の光景を見てソーン&ゾーンにガーネットを捕らえる事を命じました。命令を取り下げるようにベアトリクスが食い下がるものの失敗、自身も反逆者としてみなされます。
ベアトリクス :あなたたち、この場は私にまかせて 早く逃げなさい!
フライヤ :私はこの場を去れぬ! ジタンよ、早く逃げるのじゃ
んで、どっちが死にますか?
今までのシリーズだと、この手のシーンでは死亡率高いんですが…今回はどうなんでしょうかねぇ? まぁ、逃げる事を考える前に、目の前のブラネを斬ってしまえば全てが収まるような気もしますけど…。さすがに今後のゲーム展開に支障をきたすのでしょう、ジタン達はガーネットを連れてまた地下へと降りました(そこしか退路が無いから)。んで、残ったフライヤとベアトリクスはソーン&ゾーンが連れてきた狗と戦闘開始します。う〜ん、さすがに一国をその剣1本で鎮護するだけあって強いですねぇ。脇役のマーカスとは違って”聖剣技”と”聖白魔法”と固有コマンドがちゃんと用意されてます。…って、あれ? ”聖剣技”ですと?
…アグリアスなのかッ?
きっと、永久ヘイストの付与された聖剣二刀流で”聖光爆裂”をぶちかましたり、「人の夢と書いて儚(はかない)…」とか言ってみたりするのでしょう(妄想)。とにかく、その剣技をもって速攻で狗を粉砕しました。んで、逃げたジタン達はと言うと、やはり追手の狗やら魔道士人形やらを蹴散らしつつ階段を下り、最下層にあるガルガントを使ってアレクサンドリアからの脱出を目指します。しかし、フライヤとベアトリクスを見捨てておけないスタイナーは、ガーネットの事をジタンとビビに託して2人に加勢すべく戻ってしまいました。残された3人が先を急ぐと床系トラップが発動、動けなくなった所に横からソーン&ゾーンが出てきました。
ゾーン:また引っ掛かったでおじゃる
ソーン:何度見ても、いい眺めでごじゃる
そう言われてからよく見ると、ここは前にガーネット達が捕まった場所でした。
罠の存在くらい覚えてろよ…
ガーネットさんがすっかりお忘れになっていたおかげで、マヌケにもまた同じ手口で捕まったワケです。このまま捕まってしまうのかと思いきや、いきなり現れたマーカスとブランクが宮廷道化師2人(おじゃる丸ズ)をブッとばしてくれたので助かりました。どうやら、2人はジタン達の事を心配して魔の森からここまで全力で走ってきてくれたそうです。う〜ん、なんだか”走れメロス”みたいですねぇ。ブランクに礼を言ってガルガントステーションへと進み、迷うガーネットを叱りつけてトット先生のいるトレノを目指します。ガルガントでの移動中にまた前と同じようなミミズの化け物と遭遇、あっさり撃破しましたが今後は追撃してきました。
ジタン :げげげ、追っかけられてたのか!?
ガーネット :まずいわ、このままじゃ トレノを通り過ぎて……
そして、恐怖にかられて走り続ける蟲はトレノステーションをあっさり通過してさらに進み続けます。
ガーネット :……! ジタン、前!!
ジタン :ん? なんだ……?
前を見ると、前方はもう荒れた道しかありません。しかし、ガルガントはそれでも走り続け大きな激突音とともに光ある地上に出るのでした。
・さて場面は移ってアレクサンドリア城へ戻ります。残った3人がどうなったかは解りませんが、ブラネは賞金稼ぎ2人を呼び寄せました。そして、ガーネットの持つ国宝を奪い返す事、他国に保護される前にビビを始末する事、その2つを依頼します。
焔色の髪の男 :シッポを持つ男が 王女のそばにいるときいたが……?
あれ? どうしてジタンの事を?
ブラネ :あのいまいましいサルか! そうじゃな、あれを始末すればほうびをとらそう
焔色の髪の男 :そいつを始末するついでに あんたの依頼を片づけてやろう
もしかしてこいつがサラマンダーですか……。
頭がスゴい事になってますね?
なんて言うか…某”エイリアン”(by ギーガー)みたいな形してますよ? どうやったらあんな髪形になるのでしょう、やっぱ揚力とかで支えてますか?
賞金稼ぎ2人が出て行くとアレクサンドリア兵がブラネに出陣の準備が整った事を知らせ、周囲にはブラネの高笑いが響くのでした。
・さて、また場面が変わってアレクサンドリアからの脱出を果たしたジタン達に戻ります。ガルガントが暴走した挙句に到着した場所は、なんとリンドブルム領のピナクルロックスでした。目的地のトレノとはかなり離れていますが、リンドブルムで飛空艇を借りられれば到達にそう時間はかからないでしょう。そんな事を相談していると、いきなり空中に謎の老人が現れます。
ジタン :敵か?
老人 :それは、おまえ達次第……。 我が名はラムウ
なぬ〜、この徘徊老人が雷帝様ですか? ラムウから召還獣によってクレイラが崩壊した事を知らされ、ガーネットは自分の非力さを嘆きます。そして、
ガーネット :お願いがあります! 私に力をかしてください!!
ラムウ :再びあやまちを起こすつもりか?
ガーネット :わたし、召還魔法が恐かった…… でも、もう逃げません!
ラムウ :そなたが、我が主にに ふさわしいかどうか、試させてもらおう
ってワケで、この岩場に散らばったラムウの分身から勇者の物語を集め、それを断片から1つの連続した物語へと紡ぐ事になりました。
ラムウの分身 :昔、三十三の小国が帝国と戦った頃。町で娘とふたり暮らしていたヨーゼフという男に反乱軍の小隊が助けを求めた。
”勇者”ってヨーゼフの事ですか?
あの”無駄な死に方ランキング”をやれば上位入選は間違いないオヤジですか? う〜ん、まさかココでそんな懐かしい名前が出てくるとは思ってませんでした。あまり広くない岩場を探して全ての断片を聞き集め、出口で待つラムウへ1つに繋ぎ合わせたものを伝えるとあっさり力を貸してくれました。そして、ガーネットが召還の力を取り戻したところでジタン達はリンドブルムへと走りますが、その頭上をブラネの乗るレッドローズが通りすぎました。先刻の「出陣」とはリンドブルムへの攻撃の事だったようです。飛空艇からの砲撃に加えて魔道士人形を移転させ城内からも攻めた挙句に、とどめは召還獣(アトモス?)の使用、さすがのリンドブルムも陥落してしまいました。ガーネットは目の前で繰り広げられる光景にショックを受け崩れ落ちますが、ジタンに支えられてリンドブルムへと急ぐのでした。
・リンドブルムに到着すると門の所でビビに隠れるように指示します。城内にはまだアレクサンドリア兵が残ってるし、それに住民に見つかったら何をされるか解りませんからねぇ。んで、城内へ進み商店のあったエリアでオルベルタ大臣に会いました。幸いな事にシド大公は無事だそうで、オルベルタに導かれてシドのところへ向かいます。シド大公がガーネットの無事を喜んでいると、アレクサンドリアの魔道士人形を間違われたビビが連行されてきました。
ビビ :痛いよ、放してよ、 ボクは違うんだって……
リンドブルム兵 :え〜い、だまらんか! どこから見ても黒魔道士ではないか!
おっしゃるとおりです
だから隠れるように指示してたんですけどねぇ、やっぱり見つかっちゃいましたか…。まぁ、街で見た魔道人形のように解体されていなかっただけでも良しとしましょう。オルベルタが説明してくれたおかげでビビはなんとか解放されます。そして、全員揃ったところでシドの話が始まりました
シド :この一連の戦争の裏にクジャと名乗る 謎の武器商人が絡んでいるブリ
あの電波野郎が黒幕だと?
たしかに、そうでもなければ本当に頭のオカシイ人なんですけどね、えぇ。
文臣オルベルタ :トレノでクジャを見かけたという者の話によれば クジャは北の空より銀色の竜にのって現れたそうです。 北の空ということからクジャの根城は 『外側の大陸』にあると思われます
シド :外側の大陸に魔法を操る種族がいるのかはわからんが ブラネに武器を供給しているのはクジャひとりのようブリ
ジタン :じゃあ、クジャを倒しちまえば!
ガーネット :きっと、クジャさえいなくなれば……
ってワケで、クジャの根性を叩きなおしに北の大陸へと向かう事になりますが、それには海を越える必要があるので何かしらの移動方法を確保しなくてはなりません。
ジタン :リンドブルムで一番速い 飛空艇を用意してくれないか
シド :残念だが、飛空艇の動力となる霧は この霧の大陸にしか存在しないブリ
ジタン :じゃあ、”霧”なしで飛べるっていう 新型飛空艇はどうなんだ、まだできてないのか?
シド :まだブリ、それにできていたとしても ブラネに取り押さえられていて手がだせんブリ
ジタン :仕方ないな、船で我慢しよう
シド :それも無理ブリ…… 港を押さえられて船が出せないブリ
…って事は、「泳げ」とでも?
いくらゲームだからって、そんな某エルリックのようなマネができるハズはありません。って言うか、そんな事したら確実に途中でビビが溺れ死にしそうですよ? しかし、シド大公の話によると実はもう1つだけ道があるんだとか、かつての採掘場付近から地下通路を通って外側の大陸に出られる…らしいです。まぁ、どうせそれ以外の選択肢は全て潰されているので、ジタン達は採掘場でその地下通路を探す事にしました。シドからもらった餞別で装備を整えたらアレクサンドリア兵に見つからないように地竜の門へ、見送るシドに別れを告げて採掘場のある北の沼地をめざします。
・さて、採掘場を探してやってきたのはク族の沼、入ってすぐの所にいるモーグリ兄弟は無視して先へ進みます。んで、蛙を捕まえてクイナに話しかけると参加イベントスタート、師匠に奥の小屋まで連行されました。
クエール :旅の方、 このクイナにも、いろんな 世界の食を見せて欲しいアルね
ジタン :コイツも外側の大陸に連れてけってのか?
いや、今は勘弁してくれ
こんな蛙が好物だったりコック帽子をかぶってるエセ中国人を仲間にするのは嫌すぎます。って言うか、人間ですらないし……。気を取り直して、クエールに採掘場の事を聞いてみましょう。
クエール :ワタシも、昔ここに 採掘場があったとしか 聞いたことがないアルな
…いきなり作戦失敗っぽいですが、最後の「クイナなら何か知ってるかも」を頼りに今度はクイナに話を聞きます。
ジタン :外側の大陸への道をしらないか? この辺に、そこへ通じる道があるって聞いたんだけど……
クイナ :外側の大陸への道アルか うまいカエルがいるかもしれないアルな……
少しはヒトの話を聞け!
クイナ :やっぱりワタシ、ついていくアルね ダメだといってもついていくアルよ うまいカエル食いたいアルよ!!
…こうしてクイナが強引に仲間になるのでした。いや、まぁ、ココまできてて無視できるようじゃ主人公でも何でもないですけどね。その後、採掘場への道を探す途中でカエルにつられたクイナが暴走しますが、最終的にはそのおかげで入り口を発見できました。う〜ん、結果的には役に立ったけど…納得いかないなぁ。
・カエル大好きなクイナが発見してくれた地下通路の中を歩き始めると、いきなりトラップが発動して後ろから凶悪な機械が迫ってきました。ドリルを装着している事から考えるに、きっと元”勇者シリーズ”なマシンなのでしょう(妄想)。捕まったらヒドい事をされそうなので走って逃げますが、目の前の通路には数多くの刃物(刻命館的表現だとペンデュラム)が障害物として吊り下げられていました。揺れ動く刃物の間をかいくぐって先へ、最後の大穴をジタン達は飛び越えますがヤツにはジャンプ機能が搭載されていなかったらしくそのまま落ちてやがります。んで、やっと逃走劇が終了したと思って安心するのも束の間、今度は前から前にブラネが呼んでいた賞金稼ぎがやってきました。
ラニ :探したわよ、ガーネット姫
ジタン :ど、どちら様?
ガーネット :(鼻の下伸ばさないでよ!)
ジタン :……ハイ
…見境無しですね
さすがはジタン、とでも言うべきなのでしょうか? そのうちコレが原因で罠にハマったりしそうな気もしますけど…。そして、ラニが力ずくでもガーネットの持つ国宝の首飾りを取り戻そうとするので戦闘突入ッ! さすがにプロだけあって命令の遂行を最優先にしてますねぇ、ガーネットばかりを狙って攻撃してきやがります。しかし、そう思ったのも束の間、クイナの攻撃を受けて
ラニ :なんてことすんのよ!
と怒ったらターゲット変更、今度はクイナを狙い撃ちです 。
まぁ、当然ですね
こんなヒトを馬鹿にしたようなキャラに、しかもフォークで刺されてれば誰だって怒るでしょうよ…。いくら相手がプロだとは言ってもこっちにだってプロはいます(料理と盗みの)、全力でラニに攻撃を続けると途中で逃げやがりました。野生のガルガントを利用して先へ、採掘場に到着するとそこには何故かスティルツキンがいました。
スティルツキン :ふぅ〜、クレイラではひどい目にあったぜ…… しばらくは体を動かすこともできなかったくらいだが、 なんとか旅も再会できたから良しとするか……
…あの爆発に耐えたんですか?
きっと、あの珍妙な旅装束はアナハイム社製の対核武装なのでしょう(妄想)。せっかくだから3点セットでも購入して、影ながら彼の旅を支援しておきます。んで、レバーでガルガントの進路を制御しながらさらに奥へ、やっとの事で地下通路を突破して外側の大陸に到着するのでした。
Step 13
・さて、ついに外側の大陸に到達はしたものの、どこに向かえば良いのかさっぱり解りません。ってワケで、周辺をテキトーに移動しているとなんだか見覚えのある沼に迷い込みました。気のせいかもしれませんが、目の前には前に見た事があるようなモーグリも2匹いやがりますよ?
モグシロー :あんちゃんは本当に物知りだクポ〜〜
モグタロー :おまえも何か教えて欲しいんだな?
どうやってこの大陸に来ましたかッ?
きっと、ICBMの背中にでも乗っかって来たのでしょう(妄想)。まぁ、”タローとかジローとかは標準的な名前であって同一名称の固体は複数存在する”ってな可能性も微妙に残っていますが、今はそんな事を考えている場合じゃないので気にしない事にします。…って言うか、どう考えても同一個体だしな。そして、モグタローの教えてくれたように、谷の上に存在する謎の建造物目指して移動を開始するのでした。
・平原を駆け抜けて谷の上にある謎の建造物へ向かいます。
ビビ :こんな所まで来たけど、 全然霧が出てないんだね……
ジタン :それに……何だか変わった形の ……村なのか、これ?
クイナ :建物もおいしそうな形アルから きっとおいしいものだらけあるよ
……じゃあ”たべる”でお願いします
どうやったらそのよう思考になりますか? って言うか、おいしそうな形の建物って何ですか?
ジタン :まったく……あいつの頭の中にゃ、 食い物のことしかないのかね……
ガーネット :ジタンは女の子のことしか 頭にないけどね……
ナイスカウンター! どうやら、もうすっかり普通の会話も定着してしまったようです。まぁ、そう考えるとジタンとクイナは同類ですねぇ、たしかに。んで、クイナが言うところの「おいしそうな形の建物」に入ると、どう控えめに見ても人間ではない(肌が緑色)謎の生命体が道を塞ぎます。
謎の生命体 :ラリホッ!
眠らせる気ですか?
(死んでも所持金半分で復活します)
ジタン :な、なんだぁ? こいつらは……?
村の男 :ラリホは聖なるあいさつだド!
村の女 :ラリホも言えねーもんは このドワーフの里、コンデヤパタには入れねード!
ドワーフ?
この妖怪人間みたいなのが?
語尾が「ド」である事でしかドワーフとしか判別できないこの状況をトールキンさんが見たらさぞかし暴れ狂う事でしょう、きっと。う〜ん、巨大樹があってドワーフがいてクリスタルが(まだ)登場しない、ちっとも”FF”っぽくないですねぇ…。
って言うか、それじゃ”聖剣”なのでは?
そんな疑問を抱きつつも挨拶を返し、やっとの事で村の中に入ります。 とりあえず、基本の情報収集でもしてみましょう。
犬追いのデンスケ :お、めずらしいお客さんだド?
ジタン :この辺りで、怪しい男、見たことないか? クジャって名前の奴なんだけどさ……
犬追いのデンスケ :……おまえ、あやしいド
ジタン :なんゆーかな、こう…… いやらしそーなカッコしてて……
犬追いのデンスケ :……おまえ、いやらしそうだド
おっしゃるとおりです
ガーネットのみならず初対面の相手にさえ言われてしまうとは…、ジタンってよっぽどのヒトなんですねぇ。って言うか、袖が無いくせに手元に付いてるあのパーツは何ですか? まぁ、最初からずっとあるんで「今になって気付くな! 」って言われそうですけど…。その後は、ガーネットが嫁入りさせられそうになったり、クイナが食い物ドロボーと間違われそうになったり(ヤツの言動を考えれば当然ですけどね)しているとクレイラで見た魔道人形にそっくりな人物を発見、話を聞こうとするものの逃げられてしまいました。村人に話を聞くと南東の森にはヤツと同じ格好をした一族がいて、時々は物々交換に訪れるそうです。ちなみに、その一族の名は”クロマ族”
って、そのまんまだよ…
まぁ、壮絶にやる気の無さそうな名前はさておき、他には何も見つけられなかったのでクロマ族が暮らすと言う森に向かう事になりました。
・逃げた魔道士人形を追って南東の森へ向かいます。看板の指示に従って”ふくろうのいないほう”に進み続けると目の前で結界を解いて村に逃げ込まれ、それを追ってジタン達も結界の中に飛び込むとその先には黒魔道士達が隠れて暮らす村がありました。外部から人間が侵入した事で一時は混乱を招きますが、ガーネットとビビのおかげで説得に成功し受け入れてもらえます(ついでにビビが人間じゃない事も確定)。どうやら、ここは脱走した魔道士人形が集まって暮らす秘密の場所のようですね。話を聞いたり、買い物したり、合成したり、チョコボの卵(珍味)を食べようとしたりしてから、宿屋で一晩をすごします。すると、夜中にビビが宿屋を抜け出して墓地へ、昼間にも会った黒魔道士288号から魔道士人形の平均寿命が約1年しか無い事を教えられます。…って事は、ビビもそのうち死ぬんでしょうか? 翌日、黒魔道士144号からクジャの居場所に関する話を聞いたら、ココに残らず旅を続ける事を決意したビビと共にコンデヤパタへと戻ります。
・ドワーフの言う”聖地”へ進むため、黒魔道士の村に別れを告げてコンデヤパタまで戻ってきました。たしか、聖地へと続く道はドワーフによって封鎖されていましたが、とりあえず行ってみることにします。
ジタン :なあ、そこを通りたいんだけどさ……
番つがいのウコン :だめだド! ここを通れるのは、『神前の儀』を受けた者だけだド!
ジタン :なんだそのナンタラのギってのは……
番つがいのサコン :神主様に会って聞くがいいド!
ジタン :で、その神主とやらはどこにいるんだ?
番つがいのウコン :どこにいるかは知らねード!
それくら知っててくれよ…。って言うか、何で全ての語尾に「!」が付きやがりますか? 詳しい話を聞くために村のなかを探すと、あまり苦労せずに神主様を発見できました。村の通り抜けを神主様に直訴するジタンですが、やはり『神前の儀』をタテに断られてしまいます。
ジタン :いったいなんなんだ? その『神前の儀』ってのは?
天守のカツミ :ひとりの男とひとりの女が神に祝福され、 夫婦になり、聖地をのぞむ巡礼の旅に 出るためにとりおこなう聖なる儀式だド
ジタン :んーと……、要するに新婚旅行と、それに行くための結婚式ってことか?
天守のカツミ :おまえの言ってることは よくわからんドも、多分そんな感じだド
…って、どんな感じですか?
解ってもないのに「多分そんな感じ」とは、随分とテキトーな事を言ってくれますねぇ。村を抜けて聖地へと向かう方法がコレしかないようなので、ガーネットとジタンが神前の儀(偽装結婚)を受ける事になりました。しかし、偽装とは言えど自分との結婚を承諾したガーネットの真意をジタンは理解できす、儀式の最中にも考え事をしてしまいます。
ジタン :(ガーネットはいったい どういうつもりなんだ?)
天守のカツミ :希望となり糧となり……
ジタン :(……そりゃこの先に すすむためだろうけどさ……)
天守のカツミ :力によりて難をしりぞく……
ジタン :も、もしかして………… …………オレにホレたか!?
…アホですか?
って言うか、アホだ(断定)! どうやったらそんな考えに飛躍しするんでしょう…、やはりジタンとクイナはターゲットが違うだけなのかもしれませんねぇ。ジタンが無駄な事を考えているうちに儀式は終了し、これでガーネットとジタンは聖地へと向かえるようになりました…が。よく考えたら儀式を受けなかったビビとクイナはどうするのでしょう?
ビビ :ねえ、ジタン…… ボクらは、どうすればいいの?
ジタン :ん? おまえら、オレとガーネットの 新婚旅行のジャマする気か?
クイナ :まさか置いていく気あるか!?
ジタン :まあまあ…… わかってるよ、なんとかするって……
そして、画面に出た選択肢は…
ジタン :そうだな、とりあえず……
1、 双子にあいさつに行ってから考えよう!
2、 おまえらも儀式受ければ?
当然、問答無用とばかりに2番を選択します(反応速度0.3秒で)。う〜ん、「とりあえず」で儀式を受けさせてしまう辺りがとってもステキですねぇ。あまりにあまりなジタンの提案に、驚いたりその反動で黙りったりしてるスキに強制ATE発動です
<ATE :ふたりの船出>
ビビ :……
天守のカツミ :力によりて難をしりぞく……
クイナ :……
天守のカツミ :智によりて道を開く……
ビビ :……
天守のカツミ :この者ドもに、天降る祝福あれ!!
クイナ :……。 ワタシ……幸せアルよ……
…って、そんなのアリですか?
一応はビビも「ボ、ボクも……」と返すものの、身体の方は詰め寄ってくるクイナから逃げてます。その頃、偽装夫婦のジタンとガーネットは聖地へと続く道を守る兄弟の所へ、新婚の挨拶を済ませていよいよ聖地へと向かおうとします。すると、後ろから「どろぼー」と言う声に追われて小さな女の子とモーグリが聖地へと続く道に逃げて行きました。ちなみに、その小さな女の子の背中には羽がありますよ? あぁ、きっと、たい焼きの食い逃げしたり、幽霊のくせにオバケが恐かったり、料理が絶望的にヘタだったりするのでしょう、うぐぅ。食い物ドロボーを取り逃がした事を悔しがるドワーフ兄弟はさておき、儀式を済ませて偽装夫婦となったビビ&クイナと合流したら先へ進みます。
Step 14
・村を抜けて少し進むと、さっきの女の子が崖にひっかかってやがります。モーグリの方も一緒にいましたが、やって来たジタン達を見て逃げ出してしまいました。
小さな女の子 :こ、こら待てぇ〜! 逃げるなモグ〜〜〜! はあっ…… こんなところにひっかかって…… 信じていたモグにも裏切られ、 ここでさみしく死んでいくのだわ……
すごい被害妄想力ですね
木に服がひっかかってるだけだから、最悪の場合は服を脱げば解決すると思うのですが…。そんな事をやってるうちに、やっとジタン達の存在に気付きます。
小さな女の子 :ああ、まぼろしかしら? 角のない人まで見える…… しかもシッポまで生えてるし……
シッポは関係ありません
「角のない人」ってどんな意味なんでしょう?って言うか、勝手に幻覚扱いするなッ! 追手かと思われたのか、女の子は急に叫びだしました。
小さな女の子 :だ、だめよ、あたしを食べるなんて! それにおいしくないわ、きっと!
ジタン :おいしくないってよ、クイナ
クイナ :そうアルか…… それは残念アルな……
…って、食べるつもりだったのかッ?
そんな余裕があるんだったら、もう少し戦闘中に根性出してイロイロと食べてくださいよ…。
クイナ :じゃあワタシ、 さっきのちっこいモーグリ食べに行くアルよ
小さな女の子 :そ、それもだめぇ〜〜っ!
わがままな子だなぁ
まぁ、「女の子が食えないなら、じゃあモーグリ」ってクイナの精神構造の方がはるかに問題ですけどね。って言うか、モーグリって食えるのかッ? クイナがモーグリを追って飛び出すとその衝撃でエーコが落下、ちょうど下にいたジタンに抱き止められます。そして、小さな女の子が自己紹介して彼女がエーコだと判明し、何故かこの先にある家まで送り届けるハメになりました。彼方にそびえる巨大樹を横目にザコを蹴散らしながら山道を進むと、きなり揺れと共に巨人が出現して戦闘開始ッ! 戦闘能力が皆無に等しい エーコ(笛)とガーネット(ラケット)はさておき、ジタンの人斬りっぷりとビビの魔法力で粉砕です。
エーコ :あのでっかいの、 ときどき出てくるのよね。 いつもは急いで逃げるんだけど……
知ってたら先に言え!
って言うか、「いつも」のように逃げてれば良かったのでは? その後は大した障害も無く山道を抜けエーコの家へと急ぐのでした。
Step 15
・山道の先に広がる平原を海へと走ってエーコが住むマダインサリへ向かいます。ちなみに、このマダインサリはエーコに言わせると「召喚士の村」らしいですが、建造物の倒壊っぷりとか人影の見当たらなさとか、どう客観的に見たって廃墟でやがります(地名も”廃墟マダインサリ”って出てたし)。帰ってきたエーコを出迎えにモーグリ達が現れて、その中にはちゃんとモグの姿もありました。
クイナの根性ナシめ…
「食う」って言ったらちゃんと実行してくれなきゃ…。エーコに導かれて村の中央にある広場へ移動します。
エーコ :エーコね、 ジタンに興味あるんだ!
ジタン :ま、オレも エーコには興味あるぜ
エーコ :ホント!?
ジタン :たとえば召喚獣の……
エーコ :ジタンってどこの人!? ジタンって歳はいくつ!? ジタンって何をしてる人!? ジタンってどこに行こうとしてたの!?
ジタン :いや、そんなことよりだな……
エーコ :ジタンはどんな食べ物が好き!? ジタンはどんな召喚獣が好き!? ジタンはどんなモーグリが好き!? ジタンはどんな女の子が好き!?
少しはヒトの話を聞けッ!
そして、気が付くと何故かエーコの料理をごちそうになる事が決定していました。料理がせきるまでにはまだ時間がかかるようなので、ヒマ潰しで村外れにある岩壁の方へと行ってみます。
モコ :この先は 立ち入り禁止
ジタン :禁止って…… 出てきたヤツいるぜ?
モコ :クポッ!?
<岩壁の上にはクイナの姿が>
クイナ :ジタン、ここはだめアルよ〜 この中、岩と石と土と砂しかないアル
それは全部同じモノです
クイナ :ワタシ、『星の砂』は食べたことあるアルが ここのは食べれる砂じゃなかったアルよ。 水はキレイそうアル
<川に飛び込むクイナ>
モコ :ガーン
ジタン :ま、まぁガッカリすんな! アイツは放っておくのが一番さ
う〜ん、さすがクイナ! 見事なまでに常識をブッちぎった行動でしたねェ…。こんな事をやっててもまだ料理が完成しないので、エーコのはからいで特別にその「立ち入り禁止」は岩壁の中をガーネットと共に見せてもらいます。んで、その頃エーコはと言うと…配下のモーグリを動員しての調理中でした。
エーコ :えっと、何人分 つくらなきゃならないのかしら
<ボタン連打で読み飛ばし>
モーグリ :クポ! えっと……何人分くめばいいクポ?
<勢いでボタン連打>
……って、あれ? もしかして今”0人分”とか入力しましたか?
まぁイイか
(よくありません)
そして、その直後の選択肢も連打で突破。何故か隠し味に山ブリ虫が入る事になりました。
まぁイイか
(全然よくありません)
さすがに次の選択肢をパスしてしまうとアレな感じのステキ料理が完成しそうなので、そろそろ連打で進めるのは諦めて慎重に行く事にしましょう。
モーグリ :かかったクポー! へっ……変に重いクポッ!!
今度こそ、って事でちゃんと”手助けする”を選択です。
エーコ :これは大物だわ! 1、2、3で引っ張って、 一気に釣り上げるわよ?
<1、2、3!>
クイナが釣れました
エーコ :きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!
まさか魚じゃなくって白い巨大生物がかかるとは…、食えるかな? 、いきなり釣り上がったクイナに対してエーコが一言、
エーコ :色が白くて…… 髪も白くて…… 変なかっこうの……。 あんたがジタンの言ってた クジャてひとねっ!?
ステキな推理力ですね
いや、確かに間違ってない…のか? 衣装がオカシイのは認める(特にコック帽)としても、変な”色が白い”とかいうレベルじゃなくって真白ですよ? って言うか、そもそも髪あるのか、コイツ? クイナの説明によって誤解は解けて、エーコは目の前にいる怪生物が山道で自分とモグを食べようとした存在である事を思い出しました。すると、クイナがいきなりエーコを飛び越えて調理中のナベの方へ。
クイナ :火の勢いが弱いアルね〜
ーコ :料理できるの!?
クイナ :あらゆる食の追求こそ ワタシのさだめアルよ
”たべる”専門じゃなかったのかッ?
まだ、今までに1回も調理してるところを見てないんですけど…。しかも、普段からカエルとか砂とかモーグリとか食おうとしてるヤツですよ? ちっとも信用ならないので、クイナに調理の指示を仰ぐのは止めておきました。でも、勝手にナベの中を覗いて料理の評価をされてしまいます。
クイナ :これは量が少なくて コゲはじめて、ておくれアルな
エーコ :ガーン!
クイナ :ま、がんばるアルよ
とりあえず、ナベに水を足して修正は加えたもののどうなる事やら…(まだ魚も釣れてないし)。
・岩壁の鑑賞を終えたジタンがエーコの家へ、途中で怪生物を釣ったりナベを焦がしたりしながらもついに究極のメニュゥが完成したようで、全員がテーブルに着いたら食事会が始まります。
エーコ :どお?
ジタン :シチューは…… ユ、ユニークな味だな
頭のポンポンが取れそうですか?
(シッポしかありません)
本当は「マズい」って言いたいんでしょうねぇ、一瞬でも言葉に詰ってるあたりで伝わってきます。魚の方はと言うと、味は悪くないがあまり実入りの良いものが釣れなかったようで「あまり食べられるところがないなぁ」と評されます。んで、エーコから彼女がこの村最後の生き残りである事を聞き、さらにエーコがジタンに決めセリフを言おうとしたその瞬間、
ビビ :わ、わわ〜〜っ!!
エーコ :もぉ、何よ急にっ!
ビビ :み、見覚えのある ……ヒゲみたいなものが
ジタン :……ブリ虫?
エーコ :あら、山ブリ虫って コンデヤ・パタの名産なんだから!
そう言う問題じゃありません
って言うか、ヒゲがそのまま残ってたら”隠し味”じゃないですよ? 片付けの途中でイーファの樹が召喚獣の力によって封印されている事、封印はエーコの力を借りないと解除できない事を教えられます。ジタンは封印を解いてくれるように頼みますがあえなく却下、無理を言うワケにはいかないのでっとりあえずエーコの力なしに進める所まで行く事にしてこのマダインサリで一晩をすごします。夜中、黒魔道士の村からずっと考え続けているビビにジタンは自分の考えを教えました。ちなみに、何故か物陰からエーコに盗聴されてます。
ジタン :できるここといったら行動”する”か ”しない”しかないんだ……
エーコ :く〜〜〜〜っ! エーコの目は 確かだったわ!! やっぱジタンってイイ男!
ジタン :ビビ、気を晴らす イイ方法教えてやろうか!?
エーコ :うんうん
ジタン :古来より伝わる 男同士の友情を確認する儀式さ
エーコ :ふんふん
ジタン :ほらビビ、 こっちきて一緒にやろうぜ!
エーコ :……
<ジョボボボボボボボボ>
<チョロチョロチョロチョロ>
…って、小便小僧かッ!
最初はすっかりジタンに惚れ直していたエーコも呆れて家の中に戻ってしまいましたとさ。翌日、いよいよイーファの樹へと出発しようとしていると、
ガーネット :ジタン…… わたし、またここに来たいわ
ジタン :ああ、イーファの樹を調べたら またここに来よう……
ガーネット :……ありがとう
ジタン :クイナのヤツ釣りをやめる気なさそうだし、 ここに放っておくわけには、いかないからな……
…放置する気ですか?
まぁ、ちっとも役に立たないから別にココで今生の別れとなっても全然問題にはなりませんが…。その代りに封印を解除してくれる気になったエーコを連れて一向はイーファの樹を目指すのでした。
Step 16
・山道を逆方向に抜けてついにイーファの樹へ、話に聞いていたようにそこには霧がありました。先に進もうとしますが…強力な結界が張られてるため近付く事ができません、エーコに封印の解除をしてもらいます。
ジタン :そっか、すごいな ……で、どうやって解くんだ?
エーコ :召喚獣に『戻ってきて』って お願いするの。 召喚士は額にある角で 召喚獣や動物たちと 気持ちをかわすことができるのよ
角ォ?
あぁ、たしかに、よく見ると本当に角が生えてありますね。きっと、士官用機で通常の3倍の速度で動くのでしょう(妄想)。うぅ、彼女くらいは完全な”人間”だと信じてたのに…。衝撃の新事実に驚いているとエーコが封印解除の儀式らしきモノを行います。
エーコ :終わり! これで先に進めるよ
ビビ :さっきの言葉が 封印を解く呪文なの……?
エーコ :ううん、違うわ
ビビ :じゃぁ、さっきのは……?
エーコ :ちょっと かっこつけてみたかったの!
無駄ァ!
…別にかっこつけなくたってイイですよ。って言うか、全然かっこ良くなかったしなッ! 根を伝って中心部へ、みんなが平然と進む中で高所恐怖症なビビだけはヘロヘロです。中心にある樹の本体に着いたら、今度は謎の仕掛けに乗ってさらに奥を目指します。そこらに点在する宝箱を回収しながら下へ、途中で敵の襲撃を受けながらも光のあふれる最深部に到達しました。普通ではない気配、通常とは明らかに違う樹の構造、イロイロと謎が多い場所ですが肝心のクジャの姿はどこにも見当たりません。そうしているといきなり上から何かが降りてきました。ジタン達がその場所に向かうと樹の化け物らしきものがいて、エラそうな敵の基本でイロイロと質問に答えてくれます。”霧”の意味、クジャとの繋がり、魔道人形の事、おかげでかなり謎が解けますが…やはり肝心な事にはまだ届かないまま戦闘突入。いきなり”レベル5デス”が炸裂してガーネットとエーコ(非戦闘員)が瞬殺されますが、残ったビビとジタンの破壊力で一気に押し切りました。う〜ん、ヤツは樹の本体だったんですね、倒すと同時に樹が異常震動を始めたのでとりあえず脱出します。樹がその動きを止めると、周囲に存在していた霧も、遥かな大陸を満たしていた霧もアッサリと晴れました。あぁ、もう”霧の大陸”とは呼ばせませんよ? って言うか、もしかして霧機関に頼りっぱなしのリンドブルムは大弱りですか? まぁ、そんな事はさておき、後は異変に気付いたクジャがやって来るのを待つだけです。…と思っていたら、いきなり後ろからマダインサリで待っているハズのモーグリが現れます。どうやら、エーコが出払っている間に賊が村の宝を盗んだようです。エーコはジタン達と別れて村に戻る事にしますが、
ジタン :エーコ、オレ達も行くよ
エーコ :とってもうれしいけど クジャはどうするの!?
ジタン :あいつは、待たせとくさ!
ってワケで、全員揃ってマダインサリへと戻るのでした。
Step 17
・山道を抜けて再びマダインサリへ、慌てるエーコとモーグリ達の後をおってジタン達もエーコの家へと向かいました。どうやら、村にずっと伝えられていた大切な宝石が盗まれてしまったらしいです。感情を抑えきれずに泣いたエーコをなだめると、照れ隠しからか「召喚壁に祈りに行ってくる」とエーコは飛び出して行ってしまいました。現場に残されたジタンは犯人追求のための手がかりを探しますが、そこに慌てたビビが飛び込んできました。賊はまだこのマダインサリに残っていて、召喚壁に1人で向かったエーコが捕まってしまったんだとか。急いでジタン達も召喚壁へと向かうと、そこにはすでにエーコの身を案じたモーグリ達が集合していました。とりあえず、物陰からコッソリと中の様子を覗いて見ると、エーコがいつかの賞金稼ぎラニに吊り上げられています
エーコ :レディに対して なんてことするのよっ!
ラニ :この背中の羽かざりはなぁに? とっても持ちやすくて、助かるわ
エーコ :おじいさんがつけてくれたの! 汚い手でさわんないでっ!!
悪趣味な爺様ですね
とりあえず、それを持って吊り上げられるって事はかなりの強度がありそうです。きっと、ビームシールドの代りに展開して後衛を守ったり、「ガンダム最大パワー!」とか叫んで轢き逃げしたりするのでしょう(妄想)。余計な考えはさておき、あれだけ悪態をつく余裕があるなら当面はまだ大丈夫そうですねぇ。1度戻ってモグを使った救助作戦を提案するもののモグが恐怖で動けないためあえなく却下、しかたなく意を決して中に突入します。でも、さすがのジタンも人質を取られていては動けません。おとなしくラニの要求に従ってアレクサンドリア国宝のペンダントを渡そうとしたその瞬間、壁の外から謎の男が飛び込んできてラニをブッとばしました。でも、正義の味方かと思いきやその赤い髪(って言うか、むしろその造型)には見覚えが…、たしかラニとともにブラネ女王に呼び出されていたもう1人の賞金稼ぎです。う〜ん、仲間割れですかね? まぁ、おかげでエーコは解放され、ラニの盗んだ村の宝も戻った挙句にラニ自身も撤退と言う「人生オォォォルオッケェェェィ!」(by 死神番長)的な結果になりましたが、まだ男の方は目の前に残っています。
焔色の髪の男 :さあ、戦え!!
ジタン :ちょ、ちょっと待ってくれ どういうことだ?
焔色の髪の男 :言ったろう……助けたわけじゃない 純粋な戦いをするためにしたことだ
ってワケで、ジタンとサシで勝負する事になりました。彼の革命的との言える頭部造型に見惚れて開戦当初の入力が遅れましたが、標準装備の殺人技”マンイーター&MP消費攻撃”でアッサリ撃破します。…って、あれ? さっきラニに「裏稼業世界No,1の腕の男」とか言われてたのに?
今日からジタンが世界No,1です
やりましたね! って、まぁ全然嬉しくないですけど…。「殺せ」と言う男をジタンは見逃して、とりあえず事件は決着しました。
・ビビを引き連れて先に戻ったエーコを追ってジタンとガーネットも宝の安置されていた部屋へ、今回の事件でエーコは自分の気持ちが決まったようです。そして、エーコは後ろからやってきたモグとも仲直りしました。
ビビ :……エーコって モグにやさしいんだね
エーコ :だってエーコたち親友だもの
そう言って、友情の証であるおそろいのリボンを見せてくれます。
エーコ :モグにはまだ大きいけど ふたりがステキなレディになったときに いっしょにつけるのよね〜!
モグ :クポ〜ッ!
エーコ :その時はジタン、 ダンスとかしてくれるかなぁ……
<でも、ジタンの反応はナシ>
エーコ :ジタン?
ジタン :……モグって女の子だったのか……
どうやら、ジタンにとってはモグとエーコの親友っぷりなんかよりも、モグが女の子だったと言う新事実の方が重要みたいです。友情の確認が終わると今度はガーネットの姿を探して歌の聞こえる方へ、波に揺られる小さな舟の上にガーネットはいました。
ジタン :それにしても よくこんな場所みつけたもんだ……。 ガーネット、盗賊の素質あるぜ! 俺と一緒にチーム組まないか? 名付けて『めおと団』!!
ガーネット :……素質はともかく、その名前はどうかと思うわ……
そして、2人で始まりから今までの出来事を思い返します。アレクサンドリアで別れたスタイナー達の事、クイナ、ビビ、それにエーコ、イロイロと助けるばかりな状況にガーネットは悩みますが、ジタンに「みんなが自分で決めた事だ」と言われるのでした。
ガーネット :……ジタンは?
ジタン :ん?
ガーネット :どうして一緒に来てくれたの?
でも、ひねくれ者のジタンは素直には答えません、昔話の言葉を借りて「『おまえが行くって言ったからさ』」と逃げてしまいます。そんな話をしているうちに舟は入り江を離れて外へ、海の上から夕日に映える召喚壁を見上げていると…ガーネットがいきなり幻を見た挙句に倒れてしまうのでした。
・夜、、ようやく復帰したガーネットから話を聞くと、舟の上から召喚壁を見上げたおかげで失われていた過去の記憶が戻ったのだとか、場所を召喚壁に移してもガーネットの昔話は続きます。んで、一晩明けて翌日、事件も無事に解決しましたしあんまりクジャを待たせるのもアレなので、ジタン達はまたイーファの樹に向かう事にします。
エーコ :おじいさん、いってきます!
ビビ :行くことにしたんだ!
エーコ :な〜によっ そのイヤそうな顔はっ!
…ビビって表情あったんですか?
あの影顔にも表情があったとは…衝撃の新事実ですよ、えぇ。そして、エーコとモーグリ達が別れの挨拶をしていると、撃退したハズの赤髪の男が姿を現しました。どうやら、昨日のジタンの判断にまだ納得がいかないようです。
焔色の髪の男 :……言え! 殺さなかった理由はなんだ!!
ジタン :理由って言われてもなぁ……。 死なずに生きてることが そんなに不満なのか?
焔色の髪の男 :……訳のわからん状態で 生きるより、けりがついたほうがましだ
ジタン :じゃあオレ達と いっしょに来いよ
で、周囲の驚きを無視して仲間にしてしまうのでした。
う〜ん、革命的ですね
(頭部造型が)
やっぱり何回見てもヘンですよ、あの髪形…。圧倒的に頭蓋よりもサイズが大きいので、きっと揚力で形状維持しているんですね?
ジタン :ところで、 なんて呼べばいい?
焔色の髪の男 :……好きに呼べ
んじゃ、”エイリアン”
(次点は”蒲腐市長”です)
…って、ふざけまくった名前にすると後で使う気が無くなるのが目に見えてるので、ここはおとなしく初期設定の”サラマンダー”にしておきます。んで、メンバーが揃ったら戦闘員の編成を、攻撃能力が乏しい上にアビリティも少ないエーコを外してサラマンダーを投入しました。さぁ、いよいよ準備が整いました、今こそイーファの樹に向かいクジャに会うとしましょう。
Step 18
・また山道を抜けてイーファの樹へ、ジタン達が待ち構えているとクジャが銀色の竜に乗って現れて幹の方へと降りていきました。
クジャ :……ついに今日という非が来た。 この僕が、望む姿を手に入れるべく いままでの仮面をぬぎ棄てる日……
あいかわらずトんでますね…
って言うか、ロクな足場も無いのに飛行する物体の上に立つなッ! 転落してもしりませんよ? そして、クジャの姿を追ってジタン達も樹の幹に向かいますが、前と違って今回は幹を登らなくてはなりません。ジタンとサラマンダー以外が自力で登れそうにないのでイロイロと方法を考えていると、
サラマンダー :……そんなことに力を使うんだったら ガキ共をかついで登った方が早いだろうが
と言って、ビビとエーコを引っ掴んで飛び去りました。って、全然”かついで”ませんけど…。んで、残されたジタンもガーネットをおぶって幹を登ります。クジャのもとに辿り着いた一向はイロイロと聞きたい事を口早にぶつけますが、樹の本体がしゃべったのと同じ程度の情報しか引き出せませんでした。そうしているうちに海面にはブラネ女王率いる艦隊が出現、樹にいるクジャへ向けて砲撃と呪文の詠唱を指示します。迎撃に出ようとするクジャを止めようとするジタンですが、
クジャ :……”霧”の発生は止まったが 洞窟や森などには、まだのこっているだろう?
ジタン :なんだ!?
クジャ :だから魔力で モンスターをつくりだすことができるのさ! 出でよ、霧の魔獣!!
で戦闘開始、あまりにそのまんまな名前の魔獣と戦っている間にクジャは竜に乗って飛び出してしまいました。海上ではブラネ艦隊と霧の魔獣が戦っていますが、形勢は明かにクジャ寄りです。それを見て、何であれブラネ女王を助けたいガーネットはエーコから封印された召喚獣の位置を聞き出して走って行ってしまい、慌てたジタン達も霧の魔獣を蹴散らしながら後を追いました。召喚獣が封印された石像に祈ったガーネットはリヴァイアサンの力を得ますが、この海蛇の力では援護するどころか艦隊ごと殲滅してしまう事になります。それに気付いたガーネットがうなだれているその時、海上ではブラネ女王が竜王バハムートを召喚していました。海を燃やしながら現れたバハムートは一気に接近して攻撃、でも何故か目の前から直撃を食らってるハズのクジャ(と竜)は平然と爆発の中から飛び出してきます。そして、バハムートの高性能っぷりをひとしきり称えてから反撃開始。空中に巨大な”眼”を呼び出してバハムートのコントロールを奪い、その攻撃でブラネ艦隊を殲滅したら空中に還ったバハムートと同じく、クジャもそのままどこかへ飛び去ってしまうのでした。
・バハムートの暴走によって壊滅の憂き目にあったブラネ艦隊ですが、肝心のブラネ女王は脱出艇で浜に流れ着いたところをジタン達によって発見されます。
ブラネ :……ガーネットの……声が……する
ガーネット :お母さま! ガーネットは、ここにいます! ここです……!
ブラネ :もう、……私にには なにもない……からっぽだ……よ……
ガーネット :……お母さま
<ブラネの手がガーネットの頬に触れて>
ブラネ :私は……思うとおりに……生きた……。 ……だから……おまえも……おまえの……思う…とおり…に……生き……なさい
<そして…完全停止>
むぅ、今際の際くらいは正気に戻ったみたいですね。
まぁ、外見は異形のままでしたが…
一向はブラネ女王の遺体と共に海を越えてアレクサンドリアへ戻り、新王にはガーネットが就く事になります。そして、いつの間にか復帰したスタイナーとベアトリクス、それにトット先生を引き連れてブラネの墓前でガーネットは「立派な女王になります!」と誓うのでした。